わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

かの大陸には『茶道楽は身を滅ぼす』というフレーズがあるのです

カルチャーセンターのチラシに、中国茶講座をみつけたのです。



茶芸ブームは結構前に起きて、今はもう
ずいぶん下火になったと思っていたんですけどね〜。
新講座だってさ。



月イチ3ヶ月分で、講習費がざっと8500円。
教材費が別で、3150円かかるそうです。
中国茶、高価いからなー、まぁ妥当なトコでしょ。
出す茶葉によっては、これでも安いぐらいになるかも。


鉄観音、大紅袍、龍井茶など、
中国茶を代表する茶葉を3〜4ランク飲み比べ、
その味わいを探求します。


初心者の方も正確に理解していただけます。
新しい中国茶の世界を発見しましょう。

ふむふむ。確かに名高い品種が集っとる感じ。
飲み比べができるなら、違いもわかりやすいかもなー…



…って、ん?


鉄観音、大紅袍、龍井茶など、
中国茶を代表する茶葉を3〜4ランク飲み比べ、

…3〜4…『ランク』?



3〜4『種類』じゃなくて、『ランク』?
フツーこういうのって、味わいの系統が違う茶葉を
飲み比べるモンだと思うんですが。
産地を変えたり。摘んだ時期を変えたり。茶器を変えたり。
たいがいの場合、価格はともかくランクはほぼ揃ってますよ。
ホントに『ランク』なの?誤植じゃなくて?



誤植じゃないとすると…
たいしたことない茶葉も出します、というように読めるのですよね。
お金払って行く講座で?出しちゃうの?美味しくない茶葉。
それって正直、なじみがないパターンなのですが。



ということは…



『AもBもCも違う味わいで美味しいけど、
 私の好みはAかな〜?』



って講座じゃなくて、



『Aはペットボトル級だな〜。
 Bは中華料理と一緒に味わいたいかも。
 Cは…流石の味わいと香りだね!おいしい!
 Dは…ふぉおおぉッ!?何じゃこりゃーッ!?これがお茶!?』



みたいな講座になる訳だ。





うっわ、商売うまッ!



そんなことされたら、もう高価な茶葉買うしかないじゃん!?
高価い中国茶がどれほど美味いか、知ってますもん私。
もう二度と、安売りの茶葉なんか飲めなくなるよ!
飲み終わってもなお呼吸器をかけめぐる芳香に
取りつかれたが最後、身を滅ぼすまで散財するしかない。
さっきの例でいう、Cで『妥協』する人生が待っているのです。



恐ろしい…なんて恐ろしく、そして商売上手な講座…!



リピーター狙いなら、3150円でも赤字上等かもだよコレ。
うわぁ…なんか、下2行まで恐ろしい文面に見えてきた…。


初心者の方も正確に理解していただけます。
新しい中国茶の世界を発見しましょう。

ヒィィィィ…ッ!





怖いもの見たさで行ってみようかとちょっぴり考えたけど、
よく見りゃ場所がごっつ遠かったのでやっぱりナシでしたわ。