ムスコズと折り紙

なんか棚ゴソゴソやってたら、折り紙でてきた。

色だけついてるヤツじゃなくて、線の通りに折るとどうぶつになるヤツです。
母上がムスコズに買ってくれたヤツ。
この手のものはたびたびくれるので、いろんな種類が棚に眠っています。

指先の運動は、知能の発達を促すと申します。

だから折り紙なのでしょうなー。
ペーパークラフトなんかも、ちょくちょくくれます。
工作が好きだった私の子だから、きっとよろこぶに違いないと。

その気持ちはありがたいのですが。
ムスコズが興味を持つかといえば、また別の話。
二世は工作こそ好きだけど、手先の器用さはからきしダメ。
じゅにあは二世ほどではないものの、自分で折るより私に折ってもらうのが好きです。

そのうち興味も湧くかもしれないと。
見つけてはムスコズに見せ。
フラれて、また棚にしまい。
忘れた頃にまた見つけて、ムスコズに見せ。
再び棚にもどし。

そんな感じで、おいてあるけど･･･
もうコレ、一生出番ないんじゃないかな？

子どもがうれしいのは、興味があるタイミングで、興味があるものを、
もらえることだと思うんですよねー。
興味があるかどうかも分からないのに買い与えたのであれば、それは
『孫のため』ではなく『あげたいと思ったジジババ本人のため』のプレゼント。
放置されても、捨てられても、そこは文句を言うべきではないと思うのです。

結構、粘ったし。
こんだけ待ってダメなんだったら、もー捨ててもいいんじゃない？

と。
ゴミ箱に放り投げ･･･

･･･かかったのですが。

もうワンチャンだけ。
誘ってみよっかな？
なんて。

完成品を見れば、もしかしたら興味湧くかな〜？
なんて。

入ってるヤツ、１枚ずつだけ、自分で折ってみることにしました。
うん、あわよくば指先の運動やってほしいっていう、スケベ心は否定しない！（笑）

ハクチョウと。
カメと。
カニと。
ちょうちょ･･･

えーっとね。

これ難しい！！（何）

工数は少ないんだけど、指示内容がむずかしい！！
『かぶせ折り』なんて、折り紙好きな子じゃないとできないよ！？
『上の１枚だけをひねるようにして外へ出す』とか、どういうことなの！？
ハクチョウのくちばし細ッ！　どーやったらつぶれないのコレ！？

いや、できたよ･･･？　できたけどさ･･･。
これ、折り紙が好きで、手持ちの折り紙の本じゃ物足りなくなった子向きだわ。
もしくは、根気よく大人につきっきりで教えてもらって、乗り越えたい子向き。

多分ね、買い与えた母上自身、折れないと思うわコレ。

いくら子どもの発達に良くても。
買い与えるだけじゃーダメだわなぁ･･･。
大人が興味持って、目の前でやってみせなきゃダメだわ。
いやー、人生何度目かになるけど、思い知ったわ。

私自身は、折り紙が好きで好きで。
本さえ買い与えてもらえれば、制覇するまで一人で折り続ける子だったので。
『折り紙＝一人で遊ぶもの』だと思い込んでたんだろうな〜。母も私も。
『折り紙＝与えっぱなしでＯＫ』だと、信じて疑わなかったんだろな〜。今まで。

完成品、とりあえず机の上に放置してあります。
興味があるようなら誘ってみて、それでダメならもー諦めていいんじゃないかにゃー？