震災から21年
震災の日です。黙祷。
正直な話。
あやうく、忘れるところでした・・・。
あぶないあぶない。
実際にあの揺れを体験した者が忘れるようじゃー、
ニュースでしか見てない人が、覚えてるワケないもんね。
その昔。
『いま直面している悩み、10年経ってもまだ悩んでると思うか?』
的なセリフを聞いたことがありまして。
10年悩むよなコトでなきゃ、今だってそんなに悩まなくてもいいじゃん?と。
そういう、『俯瞰を意識することで悩みを小さくする』タイプのアドバイス。
聞いたその日以来、たまーに脳裏をよぎるのです。
個人的な体験として。
10年では、まだ忘れられないキズが残ってると思います。
思い出すと、じわりじわりと黒い感情が沸いてきて、ピークまで達する。
これが15年になると、結構おだやかに思い出せたりします。
まだ痛いは痛いのですが、ピークまでは達しないことが多い。
これを基準に。
『21年』という月日をを考えてみた時。
『変わらずにいることが難しい時間』のように、思うのです。
15だった私が、36だもんなぁ。
そりゃー同じだったら困るわな。
だから。もし。
風化していくことに罪の意識を感じる遺族の方がおられたら、
ほんの少しだけでもその気持ちを手放してほしいと、願わざるを得ないのです。