わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

無能な働き者

年に1〜2回だけ当たる、PTAのお当番の日。



子どもたちが授業を受けている間の、そのうち2時間だけ、
小学校の門のそばのプレハブ小屋で待機するおしごとです。
来校者のインターホンの対応をします。
名札を持っていない人には、名前を書いてもらって貸出するよ!



初体験だったのですが。
いやー、思い知った。



私って、つくづく
『無能な働き者』だわ。


有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。
無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。


ハンス・フォン・ゼークト


ドイツの軍人さんだそうです。
【有能―無能】【働き者―怠け者】のXY軸で4つに分けて、
それぞれに適材適所を・・・という発想。

「有能な怠け者」は有能であるが故に事の是非を決することができる。
そして、怠け者であるが故に他人を用いて任せることもできるので上に立つ者として最適である。


「有能な働き者」は事を判断することはできるが、働き者であるが故に他に任せきることができない。
よって、上に立つよりも参謀として輔佐する立場が適当である。


「無能な怠け者」は自分で判断できないし、自ら動こうともしない。
よって、命ぜられたことをそのまま遂行する立場に適任である。


「無能な働き者」は自分で適切な判断もできないのに、勝手に動く。
これは、余計な事をして迷走する者である。


コレ読んだとき、なるほどなーが止まりませんでした、私。
全員を『有能な働き者』にしなきゃいけないワケでもないんだなー、と。



で、ですよ。
『無能な働き者』。



PTAのお当番で。



誰から教えてもらう機会もなく、
そもそもどこを見れば仕事内容が分かるのすら把握に手間取ったクセに、
仕事がひと段落したらマニュアルの分かりにくさに腹が立ってきて、
私が迷走したのは環境が整っていないからだとばかりに、
ホワイトボードの雑事を消し、不要と判断したプリントを捨て、
足りなくなっていたものをテキトーに補充、
連絡ノートに改善案を要望を記載。



やめろって〜。
やめとけって自分〜。
よく分かってないんやから、触らんとけって自分〜。
今日はできるだけ何もせずにやり過ごせって〜。
よく分かってる役員さんが来るまで、知らぬ顔して放っておけって〜。
とにかく目立たず周囲と合わせるのが、ママ族の正義なんやって〜・・・!



ってね。
心の中で、もう一人の私が止めるんですけどね。
いっぺんモード入っちゃったら止まりませんわーハッハッハ。



・・・嗚呼、自分よ・・・(ため息)。





でもね、

『当番の人は全員目を通してください』

って、地味なノートの表紙じゃなく中に書いてあんの見たらもーダメやった。