祓いたまわれた

地元の夏祭りに行ってきました。

夏祭りというか、メインは『茅の輪くぐり』。
神社の参道と境内のあいだに、大きな輪っかが現れるのです。
それをくぐると、健康に夏を乗り切れるとかいう話。

輪っかは、３回くぐります。
３回それぞれに、違った意味があるそうで。
脇の看板には、

『罪を祓い、穢れを祓い、災いを祓う』

と書いてあります。

ふむ、罪。
罪とな。

子どもにゃー罪も穢れもない、なんて言いますが。
いや〜･･･『罪な男』ですよ、ムズコズは（汗）。

難しい言い方をすれば『傷害』やら『器物破損』になるようなアレコレを、
そりゃーもー毎日のように繰り返しておられるんですから。
その度、何度かーちゃんため息ついたか。

でも、その罪。
ここでキレイさっぱり祓われちゃうみたい。

ふむ。そうか。
神様が祓ってくれるというのであれば、
かーちゃんがウジウジぐちぐち根に持つのも、イカン話じゃ。

かーちゃんも、忘れちゃることにするかの。

･･･なーんか。
たったこれだけのことで、日々つもり積もった憂鬱が
スッと消えてっちゃったんですよね。単純なモンで。
後に残ったのは、罪の消えたムスコズに対する安堵の気持ちだけ。

「よかったねぇ。
　キミがトイレの壁になすりつけまくったハナクソの罪も祓われたって」

って二世の頭をなでたら、
横で聞いてた家族連れのママさんがブッ！って吹き出した。

ええ、祓われましたよ？
どーーしても修復不可能になったら、その時は二世の貯金でリフォームしますけども（何）。