わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

プレゼントどうする?

支援学級の同級生・Yクンが、お誕生日だったんですって。




当日になってから知りましてん。
帰宅した二世さん、おおあわてで



「プレゼントあげたい!!」



って。



おおー、ちゃんとそういう発想になるんや〜。
二世の成長に、ちょっとニヤリとした途端。



「だからー、このはこに『オメデトウ』ってかいてー・・・」



ノータイムで進む計画。えっちょっ待っ、



かーちゃんが今日もらったばかりの粗品(400mlの水筒)を
無断でプレゼントにしちゃーイカンよ。



「えっ、あっ?
 じゃあ、『これいーい?』」



ダメです・・・(汗)。
ンないきなりお金のかかってそうなモンあげたら
向こうのおかあさん困らはるがな。



「えー・・・。
 じゃあ、他に何か、いらないものない〜?」



その発想はチョット待て。



いらないからあげる、ってのはプレゼントじゃないのよ二世(汗)。
お誕生日のおいわいに、本人がよろこびそうなモノを考えて、
心を込めて選んだり作ったりするんですっ。



えっと・・・Yくん、なにが好きなん?
妖怪ウォッチとか、マリオとか、何か好きなモンあるんかなぁ?
二世なんか知らん??



「んー・・・・・・・・・マインクラフト?」



それは今キミがハマってるYOUTUBE動画だろう。



「そんなことないでー?
 マインクラフト・・・すきっていってた・・・・・・たしか・・・」


「やってるって?」


「やってるって・・・」



私が知る限り、あのゲームは6歳児にそこまでフレンドリーな
操作体系じゃなかったと思うのですが。



「何かグッズ持ってた?」


「なんか・・・もってた・・・・・・とおもう・・・」



私みたことないよ、マインクラフトのグッズで、
小学校に持って行けそうなヤツ。
(※調べてみたら、一応キーホルダーとかクッションとかあるみたいです)



これは後から療育で分かったのですけど、どうやら二世さん


『自分が好きだから、他人も好きに違いない』


っていう、自己と他者の区別がついていない段階なのだそうです。


『自分は好きだけど、他人はそうじゃない』


が理解できない。
だから、ウソをついてる訳ではないのだけど、混同して事実と違っちゃってる。



ともかく。
マインクラフトの線は、どーーー考えてもなさそうだったので、ナシ。



「え〜〜〜〜じゃ〜も〜なにあげたらいいの〜〜〜〜〜??」


「Y君の好きそうなもの、作ってあげなよ〜。
 てづくりのおもちゃとか。得意でしょ?
 それに、誕生日おめでとうのカードつけてあげな」


「じゃあ・・・Yくん、おりがみすきやからー・・・・・・」



悩んだ末、二世が選んだのは。



折り紙の、手裏剣。





うん、それ、
かーちゃんが作ったヤツな!?




私が作り溜めた箱の中から、いっしょうけんめい選んでましたよ。10個。
そうじゃない。そうじゃないねん。



「ええ〜?じゃあ、こっちのいろにする・・・?」



それもかーちゃんが作ったヤツじゃ!
自分で作らんかいッ!!




最終的に。
箱の中から手裏剣10個選び(1つだけ二世作が入りました・・・)。
どーーーしてもというので、二世おきにいりの
ダース買いしたマリオの鉛筆を1本だけ入れ。
えんぴつ書きのバースデーカードを入れ。
(レイアウトとかそーいうのはまるでなかった)
紙袋に、シールをひとつ貼って。



「週明け、学校行ったとき、渡しな?」


「うん!^^」



プレゼントと、したのでした。




よろこんでもらえるといいねえ。