マネをよしとす
なんか、マネして上手くなるイラスト帖とかっての、流行ってるよね?
時系列的には、なぞって上手くなる文字の練習帳が流行った、
その後だと思うのですが。
発想的には一緒だからねー。
なぞって、上手くなって、キレイなのを書きたい。
自分も書けるようになりたい・・・っていう。
でも・・・『文字』と『イラスト』じゃー、別モノだと思うワケですよ。
文字には、美しい形の基本ってのがあって。
イラストは、描く人次第で正解はないと思うの。
ボールペン1本でカンタンに描きましたー、みたいな画風でも、
そこにたどり着くまでにはもんんんんのすごい苦労や練習があったワケですよ。
イラストレーターさんの、長年の修練のたまものなワケですよ。
描く線と描かない線の取捨選択、ディフォルメのバランス、
どれを取っても、『基本』や『正解』とかとは違う、その人のオリジナル。
それを。
ちょちょっと練習して、パクリ絵が描けるようになって、
『私もプロのイラストレーター』気分?
(大体このテの本には、そんな感じのアオリがついておるのです)
そりゃーないんじゃないの?っていう。
だから、そのテの本や講座って、全く食指うごかなかったんですよー。
(描けないクセに/笑)
なんか、コレで描けるようになるのって、失礼な気がして。
別にそれでメシ食ってくワケじゃなし、イラストレーター本人だって
承知の上で出してるんだから、失礼なワケないんだけどさ?
『丸パクして描けるようになった気になってる自分』に、
ものすごい欺瞞を感じるっていうか。
まぁ、ともかくその、イヤだったんです。
だったんですけど。
図書館行ったら、【最近借りられた本】コーナーに並んでたから、
つい借りて帰ってきちゃった。
おたより・ポスターに使える!かんたん!かわいい!保育のイラスト帖
- 作者: 池田書店編集部
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本
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(このテのミニイラストって、職員室に常備してあって
テキトーにコピーして貼り付けてつかうモンだと思ってたんですが、
中パラ見したら自分で描くタイプだったよ。へーー)
あれだけ敬遠してた『イラスト練習帖』だったのに、
手に取る気になったきっかけは・・・多分コレ。
出典:Twitter―ことぶきつかさ―(@t_kotobuki)
上手くなるにはどんどん真似しまくるべき。
最終的にいくら真似しても真似しきれない部分が個性。
ゼロから個性を作ろうとする方が難しいし、上手くもならない。
そして上手くない事は個性ではない。
真似してみよう。
うまくなりたいからね。
出版社が付けた腑に落ちないキャッチコピーは・・・片目つぶってスルーしましょ。