わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

脳タイプ別の最適整理術

思いがけずドンピシャな本に出会えたのでご紹介。



片づけられないから忙しいんです。

片づけられないから忙しいんです。



【片づけられないから忙しいんです。】



図書館でタイトルだけ見て、漠然と『だよね〜』なんて思って借りてきたのです。
『忙しいから片付けられないんじゃない、片付けられないから忙しいんだ』ってねー。
よく聞くよねー、うんうん・・・ぐらいの気持ちで。
最近では『4冊絵本、1冊発達の本、1冊片付け本』と決めて6冊選んでいるので、
実はどんな内容かチラ見すらせずに、家まで連れて来ました。



だので、全く知らなかったんですが・・・



この本。


『人によってタイプが違うのに、コレ!っていう片付けを1種類だけ紹介したって
 続かないに決まってる!
 人によって、やりやすいやりにくい違うじゃん?


 だから、4つのタイプに分けてみたよ!
 アナタのタイプに合うのはコチラ!』


っていう本でした。



本のオビにはそう書いてあったんだけどねー。
図書館の本だからね。オビついてないからね。
内表紙に貼りつけられたオビ見て知りましたよ。家で本開いてから。



著者のランナ・ナコーネさんは、アメリカの整理コーディネーターの方。
主婦からエグゼクティブまで幅広い客層を持つというから、
人によって4タイプに分かれるというのも、経験に裏打ちされているのだろうと予想。



最初に50問の4択に答えます。
ちょっと長いけど、答えるうちに自分の傾向とかも分かってくるから
キッチリメモとか取らなくても、ざっくりで何とかなります。



そこで診断されるのが、
『キッチリ脳』『フレンドリー脳』『ヒラメキ脳』『ロジカル脳』の4つ。
自分がどれに当てはまるかさえ分かれば、あとはそのページを読むだけ。
もし迷っても無問題。両方読めば、必ず自分のタイプが分かります。



だって・・・当てはまることが多過ぎて、だんだん笑えてくるんだもん!!(何)



ちなみに私、『ヒラメキ脳』でした。
っかしいな〜?キッチリしたA型だと思ってたのに。
対人関係、重視する性質だと思ってたのに。
ロジカルな考え方も取りこめてるとおもったのに。


たとえばいまも、あなたはこの章の一行一行をじっくり読むのではなく、
全体的にざっと目を通してすませているのではないだろうか
(この文章を飛ばしている可能性もある)。


ぎっく!

整理しようにも、どこから手をつけたらいいのかさっぱり分かっていない。
だからその気になったときだけ、ささっと手早く片付けたり、
かたちを整えたりすることで終わらせてしまう。
(中略)
なにかを処分するとなればそれに熱中するのだが、必要に迫られたときか、
ふと思いついたときにしかやろうとしない。


ううっ、どうして分かるの・・・。

昔ながらのファイル・キャビネットは無用の長物。
なにしろあなたの場合、“視界から消えれば、頭からも消える”のだから。


ブフォッ!!?

いったんなにかに没頭すると、あなたは人のことなどかまっていられなくなる。
考えに熱中するあまり、人も、所持品も、書類も、そして時間も、
あとまわしにしてしまうのだ。


あーあーあー、心当たりあり過ぎて困る〜〜〜っ。

あなたの場合、繰り返しと決まりきった手順は避けるべき。
楽しみが奪われると、あなたはさっさと手を引いてしまうタイプだから。


う、うーん・・・前半には懐疑的だけど、後半の説得力がそれを上回るな。



最初の数ページでこんだけ言い当てられたら、もう降参ですわ(笑)。



向いてる片付け方、向いてない片付け方、比較して書かれていて
たいそう勉強になりました。
モチベーションを持続させる方法も書かれていました。助かりました。



でも最強の方法は、キッチリ脳のパートナーにお任せすることだってさ。
有能秘書みたいな立ち振る舞いは、お前には絶対ムリって書いてあった。
ハイ、分かりました・・・諦めます・・・。



『書類は、ファイリングしたが最後、二度とアナタの目に触れることはない。
 必要なのは、書類を減らすこと』


肝に銘じておきます。



『きちきちのスケジュールだと、息が詰まって仕事の能率が落ちてしまう。
 ストレスを溜め、コントロールが効かなくなり、ときに遅刻の常習犯と化す』


受け入れることにします・・・。



『書類は、平たく置くな。上に他のものが積まれたら最後、忘れる』


家訓にします・・・(家族を巻き込むな)。





画一的な片付けの本もいいんですが、斬新な切り口が非常に参考になりました。
海外の著書を翻訳しただけなので、独特の読みにくさは多少ありますが、
それでも広くおススメしたい1冊です。