おいしいって言ってよ
『おいしい』って教えようとしてたハズなのに、
二世の口から出た言葉は『ウマっ!』でした。
もう3〜4年も前の話になりますでしょうか。
やっぱ、お上品なことばで教えていけるのなら、それに越したことないのですよ。
美味しいものは『おいしい』と、『ウマイ』ではなく『おいしい』と、
食事のたびに言い聞かせておりました。
だがしかし、いくら子供を前にしたところで、
普段使っていることばを完全に封印するのは、まあ難しいものです。
ましてや『美味しい』だなんて感性に直結する言葉、
どんなことばを使おうか意識する前に、口からついて出るワケで。
気が付いたときには、美味は『おいしい』ではなく『ウマイ』と、
二世にインプットされていたのでありました。
まぁ、ね。
普段わたしが『ウマっ!』って言ってしまってるのなら。
そう学習した二世を、咎めることなどできませんて。
そかー・・・そんなに言ってたか、『ウマイ』って・・・。
知らんかった。軽くショック。
というワケで、じゅにあ。
『おいしい』と言ってもらいたい気持ちは、消えてはいないのだけど、
『ウマイ』で覚えてもまぁしょうがないかー・・・ぐらいで構えておったのです。
それなのに。
「やっば!」
ちょっとじゅにあさん?
『おいしい』を『ヤバイ』っていう文化、100%母にはありませんでしてよ?
ない。絶対ない。言い切れる。
だってキライだもの、この表現。美味しいものをヤバいって言うの、私キライだもの。
美味を表現する言葉は、おいしい以外にもたくさんあって、
それなのに汎用性のある言葉を頻用して、新たに学ぶことをしない。
そんなのは、ことばを覚える途中の子どものすることですよ。大人には似つかわしくない。
だから、絶対自分では使ってない。今回に関しては、自信を持って言える。
相方も。
お義父さんも、お義母さんも、義妹ちゃんも。
じゅにあの周囲に、美味しいをヤバいって言う人は、どこにもいないハズ。
それなのに・・・何故・・・・・・どこから覚えてきたの・・・!?
「やっば!やっばーーいぃ!」(おめめキラキラしながら)
コッソリ教え込んだの誰だ。怒らないから出てきなさい(^ω^#)