おいつけおいこせ二世
「ようちえん出かけるまで、ちょっと時間があるな〜。
10分だけ、けん玉やってから行こっかー」
けん玉を手に取ろうとすらしない二世に、
基本放任主義の母も、重い腰をあげたのです。
うん。思った。
この子、放任主義で育てたら、『痛い目にあって前進する』じゃなくて
『痛い目に会いたくないがために逃げ続ける』わ。
いやー、堪えた。
幼稚園の教室で、ウチの子だけ頑なに逃げ続ける姿、胸に刺さった。
できないのを見せたくなくて、やらないことを選択しているワケですから。
できるようになれば、やるハズなのですよ、あの子。
じゃあ、無理くたにでも、やらせなければならない。
大皿に乗せた玉を、宙に上げて、再び大皿に乗せる。
まずはそこからチャレンジです。
「二世ー、お風呂沸くまでもうちょっと時間あるわー。
10回だけ、大皿キャッチやってーな〜」
「え、WiiUやりたい?
しゃーないな〜、そんじゃ大皿キャッチ10回やな〜」
こまめに、こまめに、プレイ機会を設けております。
飽きられないように、身に着くように、反逆されないように、
なかなかさじ加減がムズカシイ(笑)。
じょうずになったらおもしろいのにな〜。ねぇ?