わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

震災三年

あの日から丸3年。黙祷。



1.17にしてもそうですが、震災の日というと、どうしても
家族を失った方のいまの気持ちや、まちの復興状況ばかりが
思い起こされるのですが。
いや、当然なんだけどさ。



少しだけ切り口を変えても許されるなら、印象に残ったのはコレ。





先日本屋で見かけたものです。
すごくザックリ言うなら、断捨離系の本。



片付かない家で暮らしていた著者が、震災で


『ため込んでいたあらゆる不要なものが、津波とともに
 凶器となって襲い掛かってくる』


という体験をして、(本人曰く)捨てたい病を発症する・・・という
経緯が描かれたコミックエッセイです。



震災って、こんな変化ももたらすんだ・・・と、読んで唖然としました。



傷ついてつらい思いをする人も居れば。
『いつ死ぬか分からない。やりたいことやろう』と吹っ切れて歩き出す人も居れば。
ものへの執着を手放して禅のような生活を手に入れる人も居る。
きっかけは同じ 震災 なんですけどね。



大きくて悲しいことが起きたことは事実だけど、
そこからどう転がるかって人次第なんだなー・・・って。
(そこは不随意なもので、悲しみにくれる人を責めるものではないですが)
ひとの不思議を感じたのです。




・・・でもアレだ、この著者は、本人が病気と称しているように、
どちらかというと強迫観念に近いと思うよ、コレは(汗)。
捨てたいけど踏み切れない人へのショック療法には、いい本かとおもいます、ハイ。