ビビりの兄と図太い弟
ねないこだれだ〜。
ねないこには、オバケがくるぞ〜〜。
じゅにあさんがちっとも寝ないクンだったので、
そんな絵本があったことを思い出し、おどかしてみたのです。
しかしあいにく、本の内容をサッパリ覚えていないときてる。
思い付くままテキトーに、こわいことを並べてみました。
誰もいないハズなのに、誰かがからだをさわってくるぞ〜。
知らない人に囲まれて、知らない話ばかりされるぞ〜。
注射が、打っても打っても終わらないぞ〜。
じぃじとばぁばが、全然違う顔と違う声で遊びに来るぞ〜。
オヤツを食べたのに、ピーマンの味だぞ〜。
しかしじゅにあには伝わっていないらしく、ケラケラと笑うばかり。
むぅ…もっと直接的に何かしないと怖がらないのか?
まっくらやみで何も見えないぞ〜…と言いながら、
点いていた豆球をパチリと消したのです。
次の瞬間。
「いやああああやめてえええぇ!!
でんきつけて!つけてぇ!
まっくらいやああああ!!」
とっくにウトウトモードに入ってたハズの二世がギャン泣き。
どうやら、ウトウト中に怖い話を聞いたせいで寝られなくなった模様。
ってか、まだ寝てへんかったんかいな。てっきり寝たものと…。
じゅにあは寝ないし二世は起きちゃうしで作戦大失敗。
あふーん。