わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

二世と、いす

そろそろじゅにあも、食卓でごはんを食べる頃合いかなー?と。



お座りが、かなりしっかりできるようになってきたんですよねー。
相変わらず、長座はキライみたいなのが困りものですが・・・(汗)。
じゅにあさんのおすわりは、ひざ立ちが落ち着くと結論付いた模様。
次に内また座り(俗にいうおんなのこ座り、ってヤツ?)が多いです。



さて。
現在食卓には、イスが5つございます。



うち4つは、我々大人が使っているもの。
テーブルとセットで買った、背もたれ付き布張り座面のイスです。これが4つ。
プラス、二世用に買ったこども用食事イスが1脚。





↑コレ・・・の、類似品です(笑)。
赤ちゃんホンポで¥5000−ぐらいのヤツ。
落下防止ガードは取り外し可能、耐重量60kgまでOK・・・なので、
ずっと使えるっちゃ使えるかな?



で、私の願望としては、このイスをじゅにあに明け渡していただきたい。
代わりに二世には、おとなイスデビューしてもらいたいのです。



しかし・・・今まで自分の専用物だと思っていたものが、次々と下のきょうだいの専用物になるのは
なかなかにして辛いものです。
私も弟2人を持つ身。その辛さは、重々存じているつもりです。
たかだかイスひとつのことではないんですよねー?これって。
服もオモチャも、決定権もテリトリーも、愛情さえもどんどん下の子にとられていくんだから。
自由に使えなくなり、ときに壊されることだってあるのに、親は
その悲しみをなぐさめてくれるどころか譲れ手放せと自分を叱るのです。
自分の所有権、ひいては存在意義を、ジリジリと奪われていく感覚がある。



これを防ごうと思ったら、実は簡単で、もう1つイス買えばいいんですけどねー。
でも・・・もう1つとなると、置く場所無いんだよなぁ・・・。



という訳で、2ヶ月ほどまえに先手を打ちました。





こういうヤツを用意した。



大人用のイスに置いて、座面の高さを調節するクッションです。
離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんの場合は、ベストを着せるようにして座らせる。
成長して固定がいらなくなったら、背当てをパタンと閉じて、クッションだけにします。



このクッション+大人イスで、二世さんにはしばらく過ごしてもらって。
頃合いを見て、こどもイスにじゅにあさんをデビュー。
もしそれを見た二世が、自分がこどもイスに座るのだと主張したら・・・その要望を汲みます。
その際じゅにあさんには、クッションからベストを引っ張り出してきて
大人イスに座っていただけばOK。
もちろん、二世がそのまま大人イスが良いと言えば、つつがなく移行終了。
どっちに転んでも何とかなる両対応です。おーっし、完璧ッ。




お義父さんと義妹ちゃんがウチでゴハンを食べてくれることになったので、
協力者は多い方が良かろうと、本日決行いたしました。



「よーし、今日からじゅにあも、みんなと一緒に食卓でゴハン食べよか〜」



言いながら、こどもイスに落下防止ガードを取り付けます。



「いや!いや!じゅにあ、だめ!
 ぼくがすわる!すわるよー!」



さっそく涙目になりながら、二世さんは作業を妨害。ありゃー、やっぱりか。
もう1ヶ月以上は大人イス使ってるし、慣れてくれたと思ってたんだけど。



「そうか、二世はこっちのイスがええんか・・・
 じゃ、このクッションをじゅにあのにするけど、いいね?」



「・・・」



作業を中断して、付けたばかりのガードを再び外し。
今度はクッションからベストを引っ張り出します。



「いや!これ、いらないよー!?
 こうがいい!こうがいい!!」



今度はクッションのベストを押し込んで、元に戻もうとする二世。



「え?だって、二世はこどもイスに座るんでしょー?
 だったら、こっちにじゅにあを座らせてあげなきゃ」



「だめ!だめよー!」



「えー・・・だって、ベスト出さなきゃ、じゅにあ食卓に座れないじゃん」



「じゅにあ、だめ!じゅにあは食卓すわらないよー!」



「そんなこと言われたって、みんなで食卓囲みたいのに・・・
 こどもイスか、大人イスか、二世がどっちか選んでよ〜・・・



「・・・」




二世さん、涙目のまま、
両方のイスにまたがるようにしてお座りなさった。




・・・どっちも、ボクのですか・・・(汗)。
気持ちは分かるけど、そりゃいくらなんでも欲張り過ぎじゃないかねお前。




結局じゅにあさんは、今まで通り歩行器でのお食事になったのでした。
もうちょっと頃合いを見てからかなー。まだムリやね。