わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

ひとり新解釈

小島麻由美/愛しのキッズ】。


さよなら 愛しい人 もう一度だけ笑って
その横顔ずっと焼きつける 瞳のフィルム
あなたとのドライヴ 黙っている二人は
緩やかに響くメロディに 耳傾けるだけ


いつか あなたのことも 赤の他人のように
痛みも涙もなく 想う日来るのかしら・・・


さよなら 優しい人 向こう岸に行きましょう
穏やかに響くメロディに 耳傾けるだけ


いつか あなたのことも 赤の他人のように
痛みも涙もなく 想う日来るのかしら・・・


さよなら 可愛い人 もう一度だけ笑って
緩やかに響くメロディに 耳傾けるだけ

夏の終わりを想起させるサウンドの、メランコリックな一曲。
【愛のポルターガイスト】というアルバムの9曲目に収録されております。
いま調べてみたら、シングルも発売されてるみたい。



このアルバム、もう10年ほど前に買ったものなのですけど、
新居に引っ越すどさくさで、数年ほど行方不明になっておりまして。
(というか、当時一番気に入ってたCD数枚入りのケースごと家出してた)
先日ようやく発掘したので、ものすごく久しぶりに再生したのです。
たぶん、6〜7年ぶりぐらい?



当時は、この曲。
単に『別れを決めた恋人たちの、最後のドライブ』を歌ったものだとしか
思えなかったのですけど。



突然。
向こう岸にいきましょう、というフレーズに。
引っかかるものを感じて…



そこから先、



『死別したわが子へ向けた歌』にしか聞こえなくなった。



いや、違いますけどね。
違うんですけどね?多分。
そんなPVじゃなかったし。
トトロで言う『サツキとメイは実はもう死んでて…』系と同じ、
作者も驚くような100%の与太話に当たると思うのですが。



そう思いながらも、一度考えてしまうと、もう…もうね…!!
『黙っているふたり』とか…!
『もう一度だけ笑って』とか…!
『痛みも涙もなく想う日』なんて、来なくていいじゃん…!
そんでまたタイトルも【愛しの キ ッ ズ】だしよォ…!



昼間っから、号泣。



や、心の底では我ながらアホ臭いなぁ…とも思ってはいたんですけどね。
身体から何かを出すというのは何かと身体いいとか聞くので、
便乗して、浸りきって、スッキリしてやったってだけなんですが。



年取ると見方が変わるものって、あるんだねーー。
これが経験の差かと、自分でもびっくりしましたっていうお話。