安定のお義父さん無双
「あー、きんぎょダメやったか〜」
ウチに来たお義父さんが、からっぽになった水槽に気付いて言いました。
「ハイ、残念ながら全滅しちゃいました…カナシイです…」
「みぃーんな、いなくなっちゃった、ねぇ〜?」
しっかりと態度で悲しみを現す私。
よく分かっていなさそうでありながらも、未練がありそうな二世。
分かってますか?お義父さん。
安易に命を持って帰ってきたりするから、我々悲しんでるんですよ?
お金だってかかったし、二世の教育にはなったようなならなかったようなで
大変だったんですから。
でも分かってないですよねきっと、えぇそれぐらい聞かなくたって分かりますとも
もう付き合い長いですから期待してませんし口には出しませんけども。
「そうかー…
じゃぁまたお祭りで連れて来なアカn 「 絶 対 ダ メ で す 」
何でダメなのかも、しばらく分かってもらえませんでしたよ…。
『もうすぐ1日8回ゴハンをあげなきゃいけない生き物がウチに来るんです!
金魚のお世話どころじゃないんです!!』
って、お腹さすりながら言ったのに、2回言ったのに分かってもらえなかったモンなー…。
(さすがに3回言ったら分かってくれたけど)
ホントは欲しいんだけどね。また眺めてたいんだけどね。
自分が世話するのでなかったら、の話だし、口が裂けてもお義父さんには言えないZE。