二世残酷物語
結婚記念日が近かったので、式の写真が飾ってあります。
記念日は12月3日ですから、ハロウィンからクリスマスへの
室内装飾のつなぎに、ちょうどいいんですよねー。
ウェルカムボードと、ウェルカムベアーと、写真を、
玄関に飾っております。
昔はメインキャンドルも並べてたんだけどねー。
重くてゴツくて見栄えもビミョーなので、今年は省略(笑)。
で、朝。
出勤する相方をお見送りすべく、
二世を抱っこして玄関まで行きましたらば。
「ぱーぱ!ぱーぱぁ!」
パパに背を向けて、二世が何か指さしてる。
見ればその指の先には、4年前の写真がありました。
そうだね〜、パパだね〜!
ちょっと見慣れない服着てるのに、よく分かったね〜。
…でも今はとりあえず、目の前にいる本物のパパに
お見送りのチュウしようか?
早くしないとパパ遅刻しちゃうからね(笑)。
…そんなことが、数回続いたのです。
…
二世ね、
あの写真のパパはパパだと分かるのに、
写真のママをママだって言ってくれないの。
分かりませんか。
もしかして、アレがママだって分かりませんか二世。
ちょっと見慣れない服着てて、
珍しくメガネ外してて、
ちゃんとプロにお化粧してもらって、
今より4歳若くて、
産後太る前でまだしも細かっただけなんですけど。
ママだと分かりませんか。
ママですよ、パパの隣に写ってるのは。
分から…ないかーー。
いいもん!もうしまっちゃうんだからー!
フンだ!フーンだ〜!!