わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

実は当てたのは母上(ぇ

昨日の『なすび』収穫祭の続きでゴザイマス。



試写会に当たったので行ってきました。
父親達の星条旗、プレビュー感想です。



まず、(お恥ずかしながら)戦争にはあまり詳しくないたけちよの感想であると
最初に断った上で、追記へ。






ヒトコトで言うと、


『祭り上げられた3人の英雄と、兵士達が何のために戦ったかということを、
 2時間12分かけて伝える映画』


です。



二転三転するストーリーが好きな人にはオススメしません。
限りなく事実に基づいた映画ですので、事実に説得力を持たせるために
2時間12分使われております。
ドキドキとかハラハラとかは無いです。
あると思ってた泣かせどころも、実は無かったです。



それと、プライベートライアンがダメな人は見ないほうがいいと思います。
英雄として活動する映像と、土砂と爆音と臓物の映像が、交互にやってきます。
ここだけ乗り切れば大丈夫、というポイントが無い訳ですから、辛いかと。




全ては、パンフレットにも使われている、この写真から始まります。
お恥ずかしながら知らなかったんですが、第二次世界大戦時にアメリカが
勝利を確信するのに一役も二役も買った、有名な写真だそうです。
切手やポスター、記念碑にも使われているという話。



なので、話は、これを知っていることを前提として展開されます。
この写真が実は…とか、この写真に載っていた為に英雄と祭り上げられた3人が…、
という話になります。



ですから、元から知らなかった私のような人が見ても、
想定された場面で喰らう予定であろう衝撃が、ありません。
その辺に詳しい方や、当たり前のように知ってるアメリカの方が見れば
衝撃的なのでしょう、きっと。



という訳で、事前に予備知識を仕入れてから見に行くことをオススメします。
そうでなければ、最低限パンフレットを熟読してから臨みましょう。
あるいは、戦争、そして英雄の存在意義について、考える映画だと割り切って
鑑賞するかですねー。


…英雄の意義に関しては、以前チラ読みした【A君(17)の戦争】に良く似た記述があったなー、
なんて思ったりもしましたが。




面白い映画だとは思いませんでした。
でも、人生において糧になる映画だとは思います。
見る価値はあります。でもデートでは行くな。




ただし、『硫黄島 二部作』という触れ込みなので、もう一本の
硫黄島からの手紙】を見た後なら、この評価は変わるかもしれないですねー。



そんな感じでした。ハイ。