誕生日プレゼントを貰った写真にもビームが
相方にアルバムを見せてもらいましたよ。
たけちよ:
「…うちの母上はだな、」
相方:
「?」
「お金がかかるから、という理由で、幼い頃の我々兄弟には
クリスマスというものの存在を、教えなかったらしい」
「…ふむ」
「私が幼稚園に行くようになって、
『おかーさ〜ん、サンタさんって知ってるー?』
と言ったのを聞いて、
ついにこの日が来たか…と、それはそれはガックリしたそうな」
「…あらー…」
「…それなのに、だ。
何故、生後8ヶ月の貴様の目の前に、
ケーキだけじゃなくツリーまでもがある……ッ!?」
「…ぇ?ぃゃ、あの……えっ?」
「どーいう事ですか!?生後8ヶ月なんて、ケーキもツリーも
どーせ何のこっちゃ解ってない年齢だってのに!
解りもしないのに用意してくれるってどーいう事ですかッ!
愛されてるにも程があります!チクショー金持ちかテメー!」
「いや、そんな事言われましても…」
「これがどれだけ恵まれてる事かって解ってんのか!?解ってないだろ!?
カメラの方すら見もせずにポカーンとおかーちゃんに抱かれて
幸せそうにしやがってぇ…!!
私なんか、弟が欲しがっただけで自分はちっとも欲しくないモノで
プレゼント済まされた年もあったぐらいなのに!」
「は、はぁ…」
「チクショー!憎いッ、貴様が憎いいいぃぃぃいぃいぃ…!!」
しっとビームが出そうでした。同じ第一子で何この違い。