わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

外見はどっちかと言うと悪人気味

仕事が終わると、足がとても臭い。



立ち仕事の上革靴ですから、はっきり言って回避不能です。
そこに男女の差なんかありませんよ。男も臭けりゃ女も臭い。
差があるとすればその日の勤務の長さと、靴が新しいかどうかだけ。



仕事の合間に靴が合わなくて痛そうにしてる子に『今だけ脱いだら?』って言ったら


「私、くさいから、近寄らないで下さい〜っ」


って逃げてって遠くで脱いでた。
それぐらい一般的で身近な悩みなんだ、ホテルで働く我々にとっては。



たけちよは、お風呂のとき足の裏特に念入りに洗って、仕事前にAg+ふって、
使い終わった靴は脱臭剤入れたり風通しの良い場所に置いたりしてますが、
そこまでやって『多少マシ』程度ですよ。
無駄ではないですが、『臭くない』とは言えない。



それなのに。



「俺ね、足、臭くないんですよ」



って言うんですよ。
レストランの、私の倍ぐらい働いてる人が。



「…ウソでしょ」


「いや、皆そう言うけど、本当なんやって」


「…ありえない」


「いや、ホンマにマジやって。嗅いでみたら解かるから


激しく遠慮させていただきます。ってか罠でしょソレ?」


「違うって。ホンマに臭くないねんて俺!」


「靴脱がないで下さい。嗅ぎませんからっ(汗)」


「こないだも『俺足臭くないねん』って言ったら、○○が『ウソでしょー?』っていうから
 靴のにおい嗅がしてんや


何 て こ と を 。


「そしたら○○、『あっ、ホンマや!臭くない!靴の皮の匂いしかせぇへん!!』
って言うてんて!ホンマやって!嗅いだらわかるって!!」


「〜〜〜解かりましたっ。もう臭くないのは認めるから、その靴とっとと履いて下さい!」



押し問答の末、ピンチ脱出。




「で、ね?何かやってるんですか?臭くならないように…」


何も


そんな馬鹿な。制汗剤は?」


「使ってない」


「…靴下マメに変えてるとか?」 「いいや?」


「もしかして新しい靴?」 「…もう2年以上履いてる、この靴」


「そもそも汗をかかない体質」 「そんなこともないなー。人並」


「足めっちゃ洗ってる」 「フツーやな」


「消臭インソールとか」 「何も入れてなかったハズ…(靴脱いで確認)うん、ないわ」


「……………」



もう、これ以上考えても出てこない。
有り得ないよ。体質だって言われても納得しがたい。人である以上足は臭いってー!


「…わかった。




 貴方、実は天使でしょう?」




「……はい?」


「隠したってムダですよッ?人間である以上、みんな臭いハズだ!
 だったら人間じゃないと考えれば説明が付く!そうとしか考えられん…!!」




「……何を言ってるんですか、綿誇さん……」


だって、目の前に『足が臭くない人間が居る』ことより『天使が居る』ことの方が
まだ信じられるよ。