わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

個人的マーフィーの法則

マーフィーの法則を発見した。



マーフィーの法則
って、平成生まれには通用しないかもですね、もはや・・・(汗)。


【科学的根拠はともかくとして、なんでか知らんけど
 アレな方向に高確率で向かってしまう、残念なあるある】


だと思っているのですが、真実はいかに?(調べろや)






普段ダラシュフな私。
たまーに思い立って、人並みの料理なんか作ったりします。



母上の食卓には、常時5〜6品が並んでいました。
前日の残り物や常備菜を含むにしても、ダイニングテーブルは基本ぎっしり。



そんな家庭で育ったクセに、私の食卓は、たいへん簡素なのです。



手早く作れるクイックサラダ。
無計画の真骨頂、ありあわせ炒め物。
カンタンおいしい、インスタントスープ。
偏食二世への切り札、レトルトカレー



だいたい、いっつも、そんな感じ。



お菓子づくりなら楽しいのになー。
料理は、辛うじてキライじゃないけど、あんまテンション上がんない。
台所が狭い。二世の偏食がえげつない。好みの味に仕上がらない。
(台所で味見したときと、イスに座って食べた時とで、味違うの何でだろ??/何)
そりゃぁまぁ、それなりに、いろいろ理由もあります。



とはいえ、好きでやってるシュフ業です。
もーちょっとクォリティ高くてもいいんじゃないの?



と。
そんな自問自答が、ときおり頭をもたげ。
心新たに、おやつの時間を過ぎた頃から台所に立つのです。



今日も、そんな日でした。



決して、凝った料理を作るワケではないのです。
塩もみを先にして、冷蔵庫でスタンバイさせておく。
煮込み料理を作っておいて、あたためるだけにしておく。
スープをイチから作っておく。
既存のメニューで、手間のかかるものを、早くから準備しておくだけのこと。



それでも、クイックメニュー頼みの日々と比べれば、すごく時間がかかります。
並行して洗い物。当然こちらも、インスタントと比べればてきめん増えます。
トータル2時間とか2時間半とかの仕事になるのです。たった1食のごはんに。



さて、晩ごはんの時間になり。
下準備したものにドレッシングを和え。
煮物をあたため直して皿に盛り。
小鉢と、お手製のスープを並べました。



手間のかかった晩ごはんが、またたくまに食卓に並びます。
すごい。早いのに、手抜きじゃない。
やるじゃん私。きょうは頑張ったんじゃないの私?







二世
「きょうはカレーがいい〜」



想定内ですよね、ええ。



二世はそういう子です。
いくら食べられるものを並べても、気分と違えばノドを通らない。
母がかけた手間を想像するだけのスキルなんか皆無ですから、
そこは期待するだけムダってモンです。



しゃーねーな。
サラダだけ食べたら、レトルトカレー出しちゃる。




じゅにあ
「ああああああああムリいいいいいいいいい!!


 おしりのあながかゆくて!かゆくて!かゆすぎて!!
 たべられないいいいいいいいい!!」



意味がわからない。



さっきまでかゆくなかった。1mmたりともかゆくなかった。
遊んでる時は一切、そんなこと言ってなかった。
今になって突然ナニ??



じゃあ先お風呂入ってきたら・・・?



「ムリいいいいいい!!ひとりじゃムリいいいいいいい!!」



でも今みんなごはん食べてるから、



「いやあああああああ!おぼれるのこわいいいいいいい!!
 ぜったいムリいいいいいいいい!!」



じゃあガマンして食べぇな・・・



「ムリいいいいいいいいいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいいいいいいいい!!!」



もう何やねん!!!!




そんな私とじゅにあの謎のケンカをよそに、
ゲームが納得のいくトコまで進んだ相方さんが、ようやっと食卓につきました。
(これもたびたびケンカになります)



で、座るなりおもむろにつぶやいたのです。



「・・・なんか今日、あんまいらんな・・・(胃のあたり押さえつつ)」



早よ言えやあああああああ!!!



お前!お前きょう1日休みで、ゲームと昼寝しかしとらんやんけぇな!!
私が台所立ってる間も、ずっと家おったやないかあああ!!
食べられへんのやったら、もっと早よ言えやあああ!!
したらお茶漬けとか、うどんとか、食べやすいモン提案するやんか!?
こんなアホみたいな手間かけて料理作らんでよかったやないかあああああ!!!



アホかあああああああああ!!!!!



もームリ。もー切れた。バッキリ折れた。
手間かけて作った料理が評価されないだけならまだしも、
手ぇ抜いて作ったときと比べて、評価以前に食べてすらもらえない。
って何やねんコレ!



結局ムリに食べさせるわけにもいかず。
2時間かけて作った晩ごはんは、ほとんどが残されて残飯となったのでした・・・。



もう1度言いますが、新規メニューはありません。
味付けがおかしかったものも、なかったハズです。
(ちゃんとイスに座って食べた上での評価です/笑)
いつもならペロリと食べてもらえる料理が、大量に残されている。何故か。



・・・何かが、おかしい・・・?



普段なら空っぽになる人気の料理が、皿にダダ余っている光景を目にして、
よーやく疑念が沸いたのです。
何で私の料理へのヤル気が、たまにしか浮上しないのか。
シュフ歴12年目にして、やっと思い当たったのです。




わたしが料理にかけた時間と、


家族の食欲が、


ものすごい高確率で、反比例する。





マーフィーの法則だコレ。





マーフィーの法則です。
マーフィーの法則だったんだよ!
だれも逆らえないんだよ!真実の法則だから!!(by嘉門達男)



そかー。
そだったかーー。




じゃあ、仕方ないよね?(しれっと)




だって、ココ頑張ったって、誰も幸せになんないもん。
誰も幸せにならない手段にしがみついたって、しょーがないじゃん。
母の食卓は、母の食卓。ウチはウチ。
もー時間をかけてゴハン作るのは、金輪際ヤメにします。
だって家族の食欲を落とすのは忍びないからねー(何)。



たけちよさんは料理以外のなんぞに人生をつぎ込みなさい、っていう
神様のおぼしめしなんだよ、コレは。
きっとそうだ。うんうん。



今まで度々、『評価してくれない家族への恨みから、腐っていた』のですが、
今回のはちょっと違うなーって思ってます。
『腐ってる』というより『手放した』感。
料理なんて、食べてもらえるのが一番ですよ。
食べてもらえないんじゃー人生をつぎ込むだけムダってモンだし、
ましてや評価がもらえないと嘆いたところで、詮無いことです。



世の中には、料理を評価してもらえる人がいて。
私は、そのタイプじゃなった。それだけのこと。



それだけのことを・・・神様は、マーフィーの法則まで投入して教えてくれた!!(笑)
そこまでされたとあっちゃー、もう従うしかないでしょう!?
『お前は料理に時間をかけるな』って、
じゅにあのおしりの穴を不意にかゆくしてまで教えてくれたんだから!!(爆笑)





はーーーーーーーーーー。
笑った笑った。




私の、料理へのモチベーションが低いのは。
家族のせいではなかった。
宇宙意志でした。



従います。
もう逆らいません。
相方さん、二世、じゅにあ。今までつき合わせて悪かった。
かーちゃん、料理とは違うジャンルに使命があるようだから、そっち頑張るわ。