わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

「け」と「き」がニガテ

二世さん、「け」と「き」の発音がニガテ。



発達障害さんにはよくあるのだそうです。
おしゃべりのニガテ。



二世さんのように、舌足らずになったり。
「とうも こ ろ し」のように、文字が入れ替わったり。
そもそも、言葉が出てくるのが遅かったり。
症状も、原因も、人それぞれだったりします。



結局、訓練するしかないのですけどねー。
二世も通院のたびに言語聴覚士(ST)の先生に診てもらってます。
あとは、おうちで練習するしかない。
(最近サボってますが・・・/汗)



「け」は「ちぇ」に、「き」は「ち」に、それぞれなってしまいます。
「ケーキ」が「ちぇーち」になる、と言えば分かりやすいかな?



こないだ困ったのは、


 地中(ちちゅう)、なのか
 地球(ちきゅう)、なのか
 気球(ききゅう)、なのか


どれに関する質問なのか分からない、というのがありました(笑)。



「だーかーらー!
 『ちちゅう』!!」



いや、だから分かんねぇって(汗)。
『地面の中』なのか、
『我々の住む星』なのか、
『空を飛ぶ乗り物』なのか、そこ教えてッ!



ついで言うと 忌中(きちゅう)も発音一緒です。
まーそうそう日常生活に出てこない単語やから、ええねんけどさ。



「け」「き」に限らず、その他の発音も、若干不得手。
聞き取ることに困難はないのですが、明瞭というにはちょっとなー・・・?てな具合。
けど、あまし追い詰めてもアレですし。
発音に関しては、そこそこ大目に見ている・・・といった現状です。



そんな、二世さん。



最近、本読みの宿題が、あたらしい単元になりました。



【はりねずみと金貨】。



森にすむはりねずみのおじいちゃんが、森で金貨を拾います。
ちょうどいいからこの金貨で、冬ごもりの仕度をととのえよう・・・
そう思うのですが、気のいい森のなかまたちは口をそろえて言うのです。


「これぐらいタダであげるよ。その金貨はとっておきな」


なかなか受け取ってもらえない金貨は、最後に・・・?



みたいな。
ハートウォーミングなストーリー。



当然と言うか、本読みの宿題自体が、あまり好きではない二世さん。
あたらしい単元になったら、なおさらニガテ。
テンション、バリ低。



明らかに気のない声で、モゴモゴと読み始めました。





「もりのおくの くさむらに
 ちいさな ちんこが おちていました」




待っ・たァーーーーーーーーーッ!!!(滝汗)




ちょっとぐらいの間違いだったら細かく言うめぇ、と腹決めてたけど!
いくらなんでも見過ごせ(聞き過ごせ?)なかったッ!
100%『ちんこ』言うてた!!
『ちんか』にはなるかなー?と思ってたけど、100%『こ』やった!『こ』!!




どうして落ちちゃったんだろねぇ。
誰が落としたんだろうねぇ。
小さいってことは、子どものかなぁ?




とかとかツッコんでたら二世の腹筋が崩壊したので、宿題はそこまでとなりました。
ひでぇ。