イツカラカロウシ?
最近の若者は打たれ弱くて〜・・・みたいな話。
「最近の若者はなっとらん!」
「すぐに転職を考えるとは、根性がなさすぎる!」
「ワシらの若い頃はもっと大変で・・・」
みたいな、ね?
これがどれほど的外れな主張か、現役世代の我々からすれば
いちいち話すまでもないレベルで分かっていることかと思います。
あの頃あったアレは既になくて、あの頃なかったコレはもはや当然で。
反論材料、枚挙にいとまがないので割愛します(苦笑)。
で。
ふと。
「ジイさん連中が現役の頃、『過労死』ということばは存在したのか?」
と、気になりまして。
おなじみ、Wikipediaさんに当たってみたのです。
(参考→過労死‐Wikipedia)
したら。
過去事例のくだりに、びっくりすること書いてあった。
1988年全国の弁護士が連携して初めて「過労死110番」が開設される。
当時の政府も医学会も「働きすぎでは死なない」と全面否定。
労災申請はほとんど認められず、裁判でも勝てず、労組も向き合わなかった。
あー、そりゃジジイ連中もそない言うわ。
過労死とデフレには密接な関係が存在するようで、
インフレ時代しか経験してない、かつ新しい考えを理解することが難しい団塊世代には
もー的外れなまま一生を終えていただくより他ないのかな〜・・・と、ため息をつきました。
【置かれた場所で咲きなさい】ってのはひとつの真実だけど、
水も光もない場所でただ朽ちていくのを待て、という意味ではないんだよな〜。