キャッチコピーは短く
『キャッチコピーは、短ければ短いほどいい』という話。
物書き界隈では、昔からよく言われている話。
Ｍ：ｔＧの世界だと『テキストが短いほど、強いカード』なんて言われたりもします。
伝えたいことを正確に伝えるには、言葉をたくさん重ねた方が
良いようについ思ってしまいますが、実際はその逆。
伝えたいメッセージを、不足なく、かつ短く。
そうすると、パワーが違うのです。
その辺が上手く操れる人は、売れっ子コピーライターになるワケですにゃー。
んで、話はちょっと飛んで、ウチの冷蔵庫。
平成元年築のマンションには、当時基準サイズの冷蔵庫しか入らず。
売れ筋より一回り小さい、４４０Ｌです。
各社が力を入れてる売れ筋サイズは、５００〜５５０Ｌあたりだそうで。
このクラスは省エネ性能もしのぎを削っており、こぞって優秀。
ラインナップも豊富にあります。
４人家族で、プラスちょっと余裕があるサイズが、このあたりなのだそう。
いいなー、うらやましいなーー。
ウチの冷蔵庫は、余裕ないもんな〜。
基本的に、いつもガッツリ入ってる。
しかもそこに、お義父さんがムスコズに大盤振舞して買ってきてくれる
さまざまな食材が、突発で詰め込まれます。
週１〜２で、雪崩の危険と隣り合わせ。ウチの冷蔵庫。
つくりおきを鍋ごとＩＮ･･･なんて、夢のまた夢ですよ。トホホ。
でも、冷蔵庫このサイズしか置けないもん。しかたないよね。
･･･いやね？
多分、実際、見直せる余地はあるんだけどさ。
たまーにふん切って、一気に捨てたりもしてるんだけどさ。
見る間にまー、元に戻るのよな〜？
『冷蔵庫は、時間を止める魔法の箱ではありません』
っていうコピーに、はっとした時期もあったんだけど。
わかるのよ、わかるんだけど･･･時間止まってて欲しいなーって（何）。
どうしても思っちゃう。期待しちゃう。
いっぱい詰め込んで、食べたい時にいつでも出せる冷蔵庫。
ほしい。超ほしい。
それにほど近い運用したい〜。
と、まあ。
冷蔵庫満タン問題と、ここ数年闘ってきたワケなのですが。
整理収納の本を読んだら、見つけてしまったのだよ。
短く、かつ的確な、パワーのあるコピーを･･･！
『入れたら食べる』
「ほんとだーーーーーーーー！！！？」
って、見た瞬間叫びましたがな！
冷蔵庫って！
冷蔵庫に入れたものって！
たったた、食べなきゃいけないんだーー！？
（ちょっと待て）
今まで、入れただけで安心してた！
冷蔵庫内に収まったら、冷蔵庫外にあふれてなけりゃ、それで安心してた！
違うんだ！冷蔵庫って、『定位置』じゃなく『仮置きＢＯＸ』なんだ！
定位置はお腹の中で、あそこはあくまで経由地･･･！
『入れたら食べる』！？
『入れたら食べる』！！
『入れたら食べる』の心意気で、冷蔵庫を見渡してみますれば。
あるわあるわ･･･食べる予定のない食材の数々！（笑）
ホント、入ってるだけで安心してた！
「コレがあったらあの料理が作れる」
「入れておけるから入れとく」
で、食べるのいつよ？
いまのところ予定ないじゃん。
一週間後まで広げてみても、特にないじゃん。
じゃあ、なくていいんじゃね？
かわりにお鍋置けた方が、よっぽどええがな･･･！！！
で。
バシバシ捨てて、バンバン使って食べて、一週間。
庫内が、なかなか見通し良くなってきました。
冷蔵庫スカスカだと、お腹すいたときに食べたいものが無いんじゃない？
という不安もありましたが。
良く考えたら、パンパンに詰まってたところで、無い時には無かったし。
食料は冷蔵庫外にもあるワケで。
食べたいものがない問題と、冷蔵庫パンパン問題は、実は無関係だったよ。びっくり。
ちょっと融通したら、お鍋も置けるようになりました♪
ええのぉ。これははかどる。
とまぁ。
『冷蔵庫は時間を止める魔法の箱ではありません』
の時に起きなかった変革が
『入れたら食べる』
で起きたので、やっぱ短いキャッチコピーは強いなあと思ったのでしたまる
