わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

BOOTS

もう2年ほど前ですか。



「誕生日プレゼント持ってきたよー」



って、母上がくれたのです。



ブーツ。
冬用の。



「アンタこーいうの履かないから〜。あったかいよ^^」



って。



うん、そうね。履かないね。
軽くて履き心地のいいスニーカーが大好きだからね。
そうだね、履かないね。知ってるよね?
履かないって分かってるブーツを、どうしてプレゼントにチョイスしちゃうのアナタ。



『もらった相手がよろこぶもの』じゃなくて
『自分が相手に取り入れさせたいもの』だよね、それ。



「・・・はぁ。うん、ありがと・・・」



テンション低く受け取って。
母上が帰ってから、玄関先に残されたブーツを見て、
は〜っ・・・と、ため息をつきました。



さて。
どうするコレ。



未使用のままリサイクルショップへポイッ・・・と思い切れればいいのでしょうが、
言うて、親からのプレゼントです。さすがにそこまで割り切れない。
かといって、よろこんでもらってくれそうな人のアテもありません。
このままだと、塩漬けです。しかしそれも、家が狭くなるからヤだ。



ライフスタイルと、肉親への情と、断捨離の意識とで、
ぐるぐると思い悩んで・・・



「しゃーねぇ。今年いっぱい履きつぶして、未練なく捨てよう」



という結論に達しました。



ブーツね・・・確かにあたたかいんだけどさ。
そのうち、湿気で冷たくなってくるし。
その辺手入れしないと、徐々にくさくなってくるし。
今まで履いたブーツの中でいえば、確かに一番安定感のある形状なのですが、
スニーカーにかなう訳もなく。
子連れのお出かけには採用しづらかったので、結局2年かけてクタクタにしました。



今年の正月。
帰省の際、ちゃんと履いてったのです。そのブーツ。
「ちゃんと履いたよ〜」って、母上に見せるために。
これで、このブーツもお役御免です。義理は果たした。



そして・・・春が来ました。



冬の間履き切って、晴れ晴れとした気持ちでブーツを処分。
はースッキリ。
ムダにはしなかったし、結果的に手持ちのスニーカーの寿命も延びたワケだし、
ライフスタイルには違和感あったけど、これはこれで良しとしようじゃないの。





〜1か月後〜






「たけー。



 はいコレ、ブーツ。
 こないだ会ったとき、ボロボロの履いてたから〜。プレゼント^^」




おかわりがきた orz





もう!!もう!何なのもう!!?
だっから履かないんだってブーツとか!!
好きじゃないんだって!スニーカーがいいんだって!!
せっかく・・・ようやく捨てられるトコまで履きこんだのに!!
もう満足してよ!?1つ履いてたんだから!!好みを曲げてまでさ!?



子の心親知らずも大概にせぇよ!!!!??




玄関に、新品のブーツがあります。
どうすんだコレ。