ついで
『ついで』ってのは、
1アクションを1.5アクションにすることで、2エフェクトを得ること
だと思うわけだよ。
トイレに行く ついでに ちょこっと掃除する。
これは『ついで』。
食事中、飲み物を取りに立つ ついでに 誰かのごはんをよそう。
これも『ついで』。
エフェクトを得る対象は、自分でなくてもいいと思います。
自分の1アクションを1.5アクションにすることで、
自分に1エフェクト、誰かに1エフェクト。
自分のアクションは0.5増えて、誰かは労せず1エフェクト得る訳だけど、
幸福の総和という観点からも、お互い様の観点からも、私はアリだと思う。
逆の立場になったら、そのときはまたヨロシクね・・・で、いいと思うのです。
だが、だよ。
たまーに、
何のついででもないことを『ついで』の名目で頼むヤツがいる。
めっっっっっちゃ腹立つんですよコレ・・・!!!
なに『ついで』のフリしてんだよ、と。
ただ単に、自分が労せず結果を得たいだけやないか、と。
ひとに頼みごとをする後ろめたさを減らしたいだけの、そんなモン
ただのお前のエゴやないか、と。
何なら
「ボクが頼むことは、ほんのちょっとの労力で済む、超カンタンなことだよ?
その小さな小さなお願いを、もし断ったら・・・キミは冷血漢のクズってことだからね?^^」
みたいな圧力すら感じる訳ですよ。
何そのクソ身勝手。わーもー腹立つ!
とまぁ。
気にならない人からすれば、何をそこまでブチ切れてるの・・・
みたいなことなんですけど。
私は、一瞬にしてこうまでいろいろ思ったりするワケですよ。
めっちゃイヤなワケなんですよ、うわべだけの『ついで』。
即ギレ案件。
・・・上で「 」の中の一人称を「ボク」と表記しましたが。
コレをやる人物として真っ先に思い浮かぶのが、親父殿とお義父さんだからです。
さっすがー、部下を使うのが当たり前だった人間は違うわー。
他人は自分のために動いてくれて当たり前だわー。ブチ切れだわーー。
ま、自覚なんぞないんでしょうが。
親父はアレだ、昔、洗車中の私に向かって、通りすがりに
「おっ、父さんの車もついでに頼むなー^^」
って言い逃げしやがった時だ。がっつりブチ切れたっけ。
夕方の仕事まであと4時間あって、本当ならゴロゴロして過ごしたいんだけど、
いい加減マイカーの汚れぐあいが気になって1ヶ月ぐらい経ってたから、
疲れた体にムチ打って洗車・・・のところに、コレですもん。
ニッコリ笑ってヒトコト言うだけで、マイカーより大きな親父の車?
ついでで済むのって、道具出す手間と片付ける手間、5分ぐらいのモンですよ。
それで1時間半の仕事を引き受けろとか、どー見ても『ついで』じゃない。
せめて、できるかどうかの打診とか、手伝うのひとこととか、無いのか?と。
お義父さんは、ウチ来た時、コーヒー淹れようと豆挽いてる最中に
「たけちゃん〜、ついでに日本茶煎れてくれる〜?^^」
って言ったとき、静かに切れて、がっつり言い含めたっけか。
コーヒーのついでに日本茶は煎れられません。
双方インスタントならともかく。インスタントの日本茶なんかウチには無ぇよ。
コーヒーは豆、日本茶は茶葉。ポットも別々。手間は二倍。場所も二倍。
一緒には、どー考えても処理できない。
「お義父さんのためだけに、わざわざ・・・だったら煎れますけど
どうします〜?
『ついで』っていうんだったら出てきませんよ?何のついでも無いんで^^」
って言いました。
言いたいことはちゃんと言う系イマドキ嫁ですので。はっはっは。
まーそこで
「はい、おねがいします!いれてください!」
って言うお義父さんは、立派だって話なんだけどね。
ふてくされてスネた顔して逃げ出す親父と比べると、
人間としての器の差を感じるわーホント(遠い目)。
・・・
とまぁ。
こんな感じで。
何のついででもないのに『ついで』でモノ頼まれるの、クソほどキライなんですわ。
向かい合わせでゴハン食べてる最中に、突然二世が
「おかーさん、ついでにおちゃとってきて?」
って言ったからガッツリ語って〆ました、って話。