関所が大量発生
二世の集団登校に、かーちゃん付いてっとります。
集団の、いちばん後ろについてって。
道路を渡るときは、周囲を見て、声をかけて。
学校の正門を超えて、下駄箱で靴を脱いで、1年生の教室の前を通って、
支援学級のお部屋まで、二世と一緒に行きます。
そこで担任の先生とあいさつを交わしたら、かーちゃん退散。
毎日、そんな感じです。慣れるまではねー。
・・・の、途中。
1年生の教室の、前を通るときでした。
幼稚園で一緒だった子と、ばったり遭遇。
教室で荷物を置いて、ヒマだから、誰が通るか見にきたみたい。
当然私とも顔見知りです。
知った顔を見て嬉しかったのか、何か妙に前に立ちはだかって、
通行のジャマをしてくる。
「おおーなんじゃこれ、関所か」
とかいつも通り軽口叩いてみたのですが、彼はピンとこない様子。
ああそりゃそーか、『関所』なんて単語、6歳児に分かる訳ない。
こりゃ悪かった。
「アレか、ジャンケン勝たんと通れんとか、そーいうヤツかコレ」
と。
言 い な お し た の が 運 の つ き 。
ニンマ〜、って笑ったよね、彼。
『そんなつもりなかったけど、それ楽しそう!採用!!』
って、顔に書いてあるよね・・・!
ししし・・・
しまったああーーーーーーーーッ!(汗)
「さいしょはグー!じゃんけんぽん!!」
いらんこと言うたああああああ!!!(大後悔)
それからねー、もう、何回ジャンケンさせられたことか。
負けたら進めんし。勝っても走って回り込んでまたジャンケンさせられるし。
それ見た他の子も、大人が遊んでくれると見るや否やジャンケン挑んでくるし。
右も左も、前からも、ジャンケンの手がどんどん伸びてくる!
肝心の二世は、かーちゃん放って先行っちゃうし・・・!
適度に相手をしながら、でも当然全員はムリなので、
振り切るようにして支援学級のお部屋に滑り込みました。
あー、大変だった。
いらんこと言った。マジでいらんこと言うてもた。
あっ、先生。おはようございますー・・・
とりとめもない打ち合わせをし。
二世とハイタッチひとつ交わし。
さよならー、それではよろしくお願いします〜・・・と。
支援学級を出たら。
関所の集団・20人に膨れ上がって、待ち構えてた。
「おばちゃん、ジャンケン!」
「さいしょはグー!」
「こっちこっち!ジャンケンポン!」
「なージャンケン!ジャンケンってば!」
「ジャンケンポン!ポン!ポン!!」
「こっちも見てー!ジャンケンポン!」
「あいこでしょっ!」「ジャンケン!ポン!!」
ぎゃーーーーーーーー!
幼稚園の時からそうなんですが、どうやら私、子どもたちに
『遊んでくれる大人』と認識されるようなのですよ。かなりの高確率で。
相手するからかなぁ・・・でも、シカトすんのも感じ悪いし、叱るのも違うしなぁ・・・。
まぁ、いいけどさ、うん・・・二世への親近感へも、若干つながるだろうし・・・。
でも、捌ききれん人数で一気に来んのはカンベンして(汗)。