30年越しの出会い
3歳からピアノをやっていたたけちよにはひとつ、
とある歯がゆい思いがありました。
窮屈すぎる、と。
常に一定のリズム。
美しさを追い求めた主旋律。
パターン化された和音というハーモニー。
紛れもなく音楽の最適解であり、忌み嫌うものではないはずなのですけども。
それでも、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとやってりゃー、
早い話、飽きるのです。
そもそも、キレイなものより、たのしいものを好む性分。
半ば義務と化してイヤイヤ続けていたピアノでは、
教本に載っている練習曲がピアノのすべてだと思うのも無理はなく。
ピアノを、ひいては音楽そのものを、窮屈だと思うようになったのです。
今になって思う。
あの頃の私に、この曲聞かせてあげたかったなぁ。
(この動画の6:00〜にあります)
小さくオチがついたと見せかけて、割とマジな話。