おとなのおつとめ

顔も名前も知らない人のお葬式に出てきた（何）。

だぁってー、マンションの管理組合の役員なんですものー。
会長さん、お仕事休めないって言われたんですものー。
お香典は辞退します、ってあらかじめ告知があったから良かったものの、
出さなきゃいけない立場だったらめっちゃ鬱だったわー。

二世とじゅにあ置いて、私だけ参列してきたよ。
そりゃー連れてけませんわな。親族でもないのに。
大慌てでお義母さんにウチでの留守番頼んだところ、快諾いただけました。
ホント助かった！ありがとうお義母さん！

マイクロバスに乗って、式場に着いて、遺影に向かってはじめまして。
笑顔の朗らかな、おじーちゃんの方でした。ふむふむ。

享年９１歳の大往生だったそうです。
出兵行って、無事帰ってきた世代。
何でも青少年育成に尽力した方で、瑞宝章の受章者（！）だとか。
なんと、思いがけずご立派な方でしたのね…。
そんな方がご近所にお住まいだったとはつゆ知らず。

当然のことながら、親族以外の参列者はご高齢の方ばかりで。
次は自分か…という苦しげな気分と、さびしくなるなぁ…という空気とで
いっぱいでした。
三十路の自分は、精一杯隅っこでちいさくなってたよ。すごい場違い感。

出棺を見届けたら、マイクロバスで帰宅。
都合２時間半ほどのおつとめでした。
嗚呼、大人って大変ねぇ…。

しかし大往生ともなると、若干長寿を祝う的な空気も含まれるんですなー。
会葬御礼の品（香典返し、とは言わないよね？この場合…）を開けてみたら、
お祝いカラーの【フェイスタオル紅・白セット】でしたよ。
ちょっと驚いたわ。いい勉強になった。

…このドピンクのタオル、どーすっかな…（汗）。