暴言召喚魔法
「第二子はまだですか。
家族みんな心待ちにしてるんですケド」
「まだですかじゃねぇわ阿呆。
待ってるだけの側はラクでしょうけど、
育てる側は大変なのッ。
孫がカワイイなら待ってるだけじゃなくて
もうちょっと遊びに来て可愛がったりしなさいこの人任せババァ」
ってタンカ切ったのが、母上と電話してた数日前の話。
や、別にケンカしてた訳じゃないんですけどね?
今日び『お子さんは?第二子は?』って口に出して言うことの重さを
この人はもうちょっと知った方がいいなー、って思っただけ。
別に腹立っちゃーなかったですよ?えぇ、決して。
・・・
来たよ、母上と親父殿(笑)。
何か、末弟殿が、こっちで二次会だったんだってー。
別に一人で行かせりゃ済む話なんだけど、上の流れがあったから、
もののついでで顔見に来がてら乗せて来たんだって。
それ単体では行動に移すほどの用事じゃなくても、
たまたまそんな用事が2つ重なったらそんじゃ動くかー、程度の話っぽい。
まぁ、分からんではない。
・・・まさかホントに来るとは思わなかったーー(何)。
二世の顔見ることが目的だったので、特になにをする訳でもなく。
雑談して、晩ごはん食べて、解散。
自分で要求したクセにびっくりしました、っていう話。