わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

即ギレりたーんず

帰省中の話。



母上曰く、長男殿が。



「俺…ホントはギターなんか習いたくなかったのに」



なーんて仰ったらしい。



…ハイ、長男殿、ギター習っておったのですよ。
小学生の時の話ですね。駅前の、古いちいさなスクールで。
ちなみにコードは習わずに単音でメロディ弾いてましたから、
みんなが期待するよな弾き語りとかはできないと思うよ(笑)。



珍しいでしょ?ギター。
でもだって、母上が、


『音楽ひとつやっておくと、人生豊かになると思うんだけど、
 何なら習いたい?』


って言ったら、


『ぼく、ギターがいい』


って言ったんですもの。長男殿が。
予想外の反応に、母上はギターを習えるところを探して
駆けずり回ることになったのです。



だというのに。



『ホントは習いたくなかった』?



そんな阿呆な。



息子の希望をかなえるために頑張った母上としては、当然面白くない訳で。
親の私がムリヤリ習わせたんじゃなかったよねぇ?と、
私に確認をとりました。
うんうん、ムリヤリじゃなかった。
『音楽を習う』ことを勧めたのは確かに母上だったけど、ムリヤリじゃなかったし、
ギターをチョイスしたのは紛れもなく長男殿だった。



「なのに『ホントは習いたくなかった』って。
 そんなの無いよねぇ〜?」


「だねぇ〜?」


「何でだろう…時間が経つと、記憶って変わるモンなのかねぇ?」



ここで私、ひとつピーンときたものがゴザイマシテ。
同意しがてら、事例をひとつ引き合いに出したのです。



「あ〜、そうなんじゃない?
 だって母上だって、


 『娘におこづかい3500円渡してたら、
  足りないからって5000円に値上げさせられた』


 って言ってたじゃん(笑)」



当然こういう場合、『 』の中には事実とは異なるものが入っているもので。



詳しくは 過日の日記 にありますのでそちらを参照していただくとして、
とかくまぁ、人間ののーみそというものは、都合の悪い過去の記憶を
時に改変してしまうもので。
自らの経験に照らし合わせれば母上も、納得いくのではないかと。
あのときの激烈納得いかない思いも手伝って、ちょっぴり意地悪く言ってみt…











「え?そーでしょ?違った?? (・_・)」







貴様ぁぁぁぁああああ!!(血涙)





えぇそうです違いました!!違いましたぁぁあ!!
あの時も、あんだけ怒って滔々と説明したのに、
全く記憶に残ってないんかいアンタはー!!
違いました!事実と違うんです!!
アンタの記憶や言い分はともかく、とにかくそーじゃなかったんです!!
何 な ら も っ ぺ ん 説 明 し ま し ょ う か ぁ ぁ あ ン ! ! ?




「いや、いいです…どうせ覚えられないから、説明イラナイです…」



とりあえず地雷踏んだことだけは分かっていただけたようなので、
力いっぱい覚えておいて欲しい事はさておいて、
もうそこいらで妥協することにしました。



多分一生、言うだけムダ。