彼女のワンダー

昨日、産婦人科でのお話。

産婦人科の待合室には、いつも子供がたくさん居ます。

歳の近い兄弟でー…って第二子第三子を考えると、やっぱりどうしても
１人でお留守番させるにはまだ早い年齢の子供を抱えたまま
産婦人科通いをすることになって、結果こういう光景が生まれるんでしょうね〜。
当たり前のように就学前の子供がたくさん、あちこちではしゃぎまくっております。
待合室のお母さん達ももう慣れたふうで、誰も気にする様子はナシ。

慣れたと言うか…慣れなきゃしゃーないんでしょうけどね〜、毎日の事になると、もう。
でもうっかり、『自分以外の人には当たり前じゃない』って事を忘れちゃうと、
飲食店だろうが何処だろうが子供が騒いでも気にしない人になっちゃうんだろうなー…
なんて、ちょっとほろ苦く思ってもみたり。
今ここが産婦人科で、周囲の慣れた空気も感じているから私も全然気にならないけど、
もしこの光景が自分の担当する団体様のお席だったら、軽く発狂するもんなぁ（苦笑）。

…閑話休題。

気がつけば、１人でＤＳの数独をやりながら待ち時間を過ごしているたけちよを、
何だか興味深げに、でもおっかなびっくりと、見つめている小さな影があるのですよ。
どうやら、斜め前に座って待っている方の娘さんっぽい。２歳ぐらいかなー？

とりあえず、笑いかけながら手を振ってみる。

どうしていいか分からない様子。

それでも手を振り続けてみる。

…あっ、振り返してくれたっ。

そんな具合に、ジェスチャーだけでしばし交流。
興味が逸れた頃を見計らって、数独再開。

またふと視線を感じて前を見ると。

…またこっち見てる……。

暫く、手を振っては数独、手を振っては数独と繰り返していたのですが、
どーーにもその子は私が気になる様子。
何だ？他にもたくさん人が居るのに、どうして私にだけ興味があるんだ…？
ＤＳが気になるのか…？でも視線は顔のほうなんだよなぁ…。

…あっ、メガネか！

見ればその子のおかあさんもメガネはかけてませんし、
待合室をざっと眺めても他にメガネの人は見当たらない。
そ〜かそ〜か〜〜、確かに馴染みが無かったら気になるよなぁ〜。

という訳で、ジェスチャーをメガネ遊びに変更。
かけたり外したり、上下にズラしてみせたりなどして遊んでおりました。

と、ここでおかあさん、娘が他人に遊んでもらってるのに気がついた。
すみませんといった感じで会釈をされるので、こちらも軽く会釈を返す。
その間も娘さんは、たけちよの顔にじぃ〜っと釘付け。

その様子を見て、おかあさんも合点がいったようです。

「あー、マスクが珍しいのね〜」

そっち！？　Σ（￣□￣；）

そーいや花粉対策に、今日はマスクつけてたんだった！すっかり忘れてた！
そりゃーメガネとマスクだったら、絵的にマスクの方がインパクト強いわなぁ！？
なーーんでメガネと思っちゃったかなぁ自分！！洞察力無さ過ぎッ！！

たけちよはこーいう自分にしょっちゅうしょんぼりなのですが、
でも実はちょっと好きだったりもするという、難しいお年頃です。