「スゲー！」の弊害

えぇっと…ひとりごとです。
別に鬱系じゃないけどオチもないよ（何）。

どうやら私、他人よりちょっぴし『スゲー！』と思うことが多いらしい。

コロンブスの卵、っていう逸話あるけど、そーいうの好きで。
１５世紀まで遡らなくても、現代にもそういうのゴロゴロ転がってると思うのよなー？
『どうして今まで誰もコレ思いつかなかったんだろう！？』みたいなこと。
発明品とか、改良品とか、システムとか。

でもって大多数の人が

「あー新しいの出たんだ〜」

って淡々と受け入れるところを、

「ちょっと待てコレ大事件じゃねぇのか！？考えたやつスゲー！」

みたいに、つい盛り上がっちゃうのですよ。
ひとりで大興奮。うはうは。

『コイツまた変なモンにキラキラしだしたぞ…』

みたいに半ば呆れられてる、そんな友人たちの視線は
正直感じていなくもないです、ハイ（苦笑）。

で、だ。
そんな風にスゲースゲー言いまくってると、だ。

どうやら…『自分にもスゲーって言って欲しい』的な人間が、寄ってくるようで。

いや、言って欲しいだけならいいんだよ。
いいんだけどさ。
その中には…

「俺スゴイ。フフン。
　お前スゴクナイ。ヘヘン」

って、人を見下すことで優越感を得たいタイプの人間が、少なからず混ざってる。
どうやら混ざってしまうらしい。残念ながら、高確率で。

でもまぁ実際のところ、私はへっぽこな訳で。
失敗したり、知らなかったりすることは多い。
笑われたり、ツッコまれたりすることって多い。
日常的にそうなので、特に『上から目線でコイツ嫌だな…』みたいに
思うことは、あまりない。

でも、ひょんなときに、気付いてしまうことがあるんだよねー。

「○○って知ってる？」

みたいに聞かれて、私も一応クイズゲーム楽しむぐらいのムダ知識はあるモンだから

「えーと…確か××のことだったよね？」

みたいに答えると、

「…正解。」

って言うその人の目の中に、ガッカリ感を見出してしまうようなこと。

その目を見てしまうと、私の中でスッと何かが冷めるんだよなー。
ああ、この人は、私を馬鹿にしたくて、わざわざこの話を持ち出したんだ、って。
『××のことなんだぜーそんなことも知らな（以下略）』
って、自分アゲ私サゲがしたかっただけなんだなー、って。

友人・恋人の別を問わず、このテの経験、思い返せば度々あるんだわ、コレが。

馬鹿に出来るから私が好きだったんだなー、って。
『のび太は殴り心地がいいから好き』みたいなことだよなぁ。
そこには、友情も、愛情も、無いよねー。

私の

「〇〇スゲー！」

は

『それに引き替え私はすごくありません、そしてそれを受け入れます』

って意味に聞こえてたのかなぁ？って。
コイツなら見下してＯＫ、って思われたのかなぁ？って。
馬鹿にされてうれしい人って、そうそう居ないと思うんだけど。ねぇ？
何かにつけ馬鹿にしてくる人と、絆は育めませんよ。フツー。

一般的に、

『男はタテ社会、女は横並び』

と言われておりますように、こーいうのはやっぱ男なことが多いです、ハイ。
そういう人って、

『〇〇ってスゲー！』

って言うことは、すなわち負けを意味しておるのかねぇ。
そんな風に見えるんだけど。
もったいないなぁ。興奮できないより興奮できる方が、人生おもしろいのに。

私がいちいち感動するせいで、周囲を無為に増長させている…
てな仕組みじゃぁないと、信じたいのだけど。
どうだろ？うむむ。

何となく、フツーの人よりこういう目にたくさん遭ってそうな気がしたので
他の人はどうなのかなぁ？と思ってつぶやいてみました。