二世VS蒸しパン
きのうの蒸しパン話、つづき。
お茶碗1つ+プリンカップ2つで蒸しパンを作った訳ですが、
先に蒸し上がり、かつ2つある、プリンカップの方が
その日のオヤツとなりました。
私と二世の前に、マフィンサイズの蒸しパンが並びます。
「ままー、ぼくー、いっこずつー♪」
そうだね、いっこずつだね〜♪
それじゃぁ一緒に、いただきまーーす。
「あまくて、おいしい、ねぇ〜?」
うん、おいしいねぇ。
しかし二世よ、何故口に入れずにそれを言いますかね。
「…
…ごちそーさま」
やはりか貴様。
二世さん、食べたことのない食べ物に対して、
えらくビビりなのですよねー…。
一度好きな味とわかれば、ひょいひょい食べるのですが。
目の前で母が同じものを食べているというのに、それでもダメかね二世。
もしかして母、信用されてないかね。
まだお腹がすいてない、という可能性もあったので、
二世の分はひとまず、ジップロック袋にしまっておきました。
私の分は、速攻食べちゃった(笑)。だって小さいんだもんーー。
〜2時間後〜
「あぁーーーっ!!
ぼくの、ないよーーー!?」
食卓のお皿が空なのを見て、二世が悲しそうに叫んだのです。
「ないよーー!ないよーーー!?ぼくのぶんーーーっ!!
ママ、たべちゃったのーーー!?」
速攻で私のせいにする二世。涙目で私を責めます。
そっ、そんなに信用無いですか、母は…(汗)。
「二世、蒸しパン食べたかったの?」
「たべたいよー!むしぱん、たべたいよーー!」
「なのに、ママが食べちゃって、なくなっちゃったの」
「ない!ないよー!ままたべちゃったーー!
ぼくのむしぱんーー!うわああああん!!」
違うというに。
「…蒸しパン、食べるのね?」
「たべるーー!ぼく、むしぱん、たべるのーー!!」
ふむ。
なんだ、さっきはお腹空いてなかっただけだったのか。
すっかり食べる気じゃん。意外と楽しみにしてたのね?
そういうことなら…
「ふっふっふ…じゃじゃーーーん!!」
おもむろにジップロックから先ほどの蒸しパンを取り出し、
二世のお皿に乗せてあげました。
ちゃーんと残してあるんだからね〜、二世の分っ。
はい、ドウゾ♪
「…
…
ゴチソウサマ♪」
待てや貴様あああああ!!!
結局二世が蒸しパンを口にしたのは、
翌日の昼過ぎのことだったのでした…。
どんだけビビりやねんな。あと、食べる気ないのに泣くなや。