あの日かけてもらいたかった言葉を
ヘンな夢見たー。
高校生のとき、教師に踏みにじられた経験がありまして。
踏みにじられたというか、袈裟掛けにバッサリ斬られたというか。
状況的な仕方なさもある程度理解できる一方、
だからといって反論の余地を一切与えられなかった現実は
到底納得できるものではなかった訳で。
あの時は友達にグチるぐらいしかできなかった私でしたが、
夢の中では自由なモンで…
…職員室でタンカ切ってました、私(笑)。
しかし。
周囲の先生方は、私をなだめようとするばかり。
『○○先生にも事情があったことだし…』
と、件の教師をかばうばかり。
違うだろ、事情はお互いにあっただろ、と。
教師の事情だけが認められて、生徒の事情は黙って諦めろ?
そんな訳があるか納得いくかボケ共、と。
こちらへの共感を一切示さずに、自分達の事情にだけ
共感して理解して納得してくれとか、ふざけるにも程がある。
大人が子供相手に、保身理由でワガママ晒してんじゃねーぞコラ。
と。
静まり返った職員室に。
突然、笑い声が響いて。
「綿誇さん…アンタ、よぉ言うた!」
教師の、自分が出てきた。
「うん、うん…アンタよぉ言うた!
そうやなぁ…大人のクセにワガママ押し付けてしもたんかもやなぁ。
私は、○○先生を非難もせぇへんけど、
アンタはアンタで、決して間違ってへんわ。
辛い思いさせてしまったな。ゴメンな。
もう終わってしまったことはやり直せへんけども、
こういうことも起こりうるんやーいう事は、心に留めとく。
今回は、それで堪忍や」
抱きしめられて、号泣したところで…目が覚めたのです。
ああ。
『子供のときに受けた傷は、
大人になってから自分で癒すことができる』
って、こういうことなのかって。
もうこの思い出で、悔し涙を流すことはないのだろうな、って。
大人になるって、思いがけずいいモンだね。
…ただ、泣きながら目が覚めたので、通りかけてた鼻も
すっかり両鼻詰まっちゃって、呼吸困難で寝直せません(笑)。