わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

花めでるこころ

二世はやはり男の子なのか、お花には興味がないご様子。



お花見行っても我関せずでしたしね。車ばっか見てて。
最近だとコスモスがあちこちで咲いてるんですが、


「ほら二世、お花咲いてるよ〜。
 これは、コスモスの花。きれいだねー」


なーんて意識的に声掛けしてみるものの、反応はなしのつぶて。
ぼたん園やバラ園にも連れてったっけかー?そういや。
ぼたん園ではその広さにおおよろこびで駆け回り、
バラ園では車のオモチャに夢中になって必死でキコキコ漕いでた覚えが。



まぁ、正直なところ、理解できんでもないんだよなーその気持ち。



我が身を振り返れば、確かに小さい頃って、花の価値って分からなかったもん。
正直なところ花より、実がなってる方が、分かりやすくうれしかった。
次に、芽吹いてる姿。あれはワクワクするよね!
ぶっちゃけ花なんて、実がなるまでの経過の一段階、ぐらいにしか
考えてませんでしたよ私。『花より団子』に何の異論ぞあろうてなもんでさ。
むしろ大人が花の時期の植物ばかりを渡り歩くように愛でる姿を見て、
どうして他の時期の植物には興味を示さないのだろうかと、疑問に思ってた。



花がいいものだと思い始めたのって…花以外でいる時期の圧倒的な長さを
身を持って知った、大人になってからだったもんなぁ。
何回も何回も一年というサイクルを経験して、やっとそこにたどり着いた。
私ですらそうだったんだ、じゃぁ3歳男児の二世に、そこ求めるだけ酷だわな。



なーんて考えてたんですが。



きょう、突然二世が言うのですよ。



「おー!おはな、いぱーい!
 ちれーねぇ〜?」



びっくりした!超びっくりした!!
よもや二世の口から、そんなセリフが出てこようとは!?
母は心底驚いたよ!



だって、二世の視線の先にあるの、



手芸で使った後の 針 山



なんだもの…ッ!!(血涙)




一応、花の形はしてるけどさ?
家庭科の授業が始まるときに買った、学校あっせん手芸セットのマチ針。
一応、5色とりどりではあるけどさ?
二世の位置からは大半が裏向いてて、その白い面に約20年前キミのばーばが
油性ペンで書いたママの名前が半分消えかかってムラムラなってるの見えるだけじゃね?
キレイ、かなぁ…?コレ…(汗)。
あいにくママはコレ、一度もキレイだと思ったこと無いんだけど…。



…まぁ、キミがそう思うんだったら、否定はせんよ……うん…。





その後二世は、


「どちんちゃーん、おはな、いっぱーい。
 きれーねぇ〜?」


アンパンマンのワンシーンを見て言い、
お散歩に出た先のコスモスには見向きもせずに、一日を終えたのでした。
もーママ頭の中疑問符でいっぱいだよ。3歳児の感性奔放過ぎ。