振り返ればお義父さん無双
『もうすぐ着きます』
お義父さんからのメールに気がついたのが、外出先。
あれっ?来るって言ってたっけ・・・?
聞いてないよね?聞いてなかったハズ。うん。
たいてい
『○○時ごろ行きます』
ってメールなんだけどねー、来るのは。
とはいえ、お義父さんのお目当ては、私じゃなくて二世な訳で。
外出してるのは私だけ。肝心の二世は、相方と一緒にお留守番中。
まぁ、問題ありませんな。
『私の居ない時にお義父さん!?そんなの困るーー!』
ってな間柄でもないですしね、今更。
『私いないけど、どうぞー』
とだけ返信して、買い物続行しました。
・・・それが、日曜日の話。
「いや〜、あの後、なおちゃんに怒られてなー。
『なんで、たけちゃんにあげたビール自分で飲むん!』
って。
オトーサン困ったわ〜」
週明けに、お義父さんの言う。
いやー、私も帰宅後に知ったんですけどね、流し台見て。
お義父さん、二世の顔見ただけじゃなく・・・孫酒まで堪能していったらしい(笑)。
お義母さんが帰り運転してくれる時じゃなきゃ、できませんからねー孫酒。
二世を見ながら、ウチの冷蔵庫にあるビールを飲むという、
なんともシアワセなひとときを過ごしていかれたようで。
・・・居ないときに上がっていかれたって、問題ない。
・・・ウチの冷蔵庫のビールを飲むのだって、オールオッケー。
そもそもウチのビールは、全部、お義父さんがくれたモノ。
文句を言う筋合いなんて、ある訳がない。
し か し で す よ お 義 父 さ ん 。
よりにもよって
コレを選んで
飲んでしまわれますか。
お義父さんがくれたこのビール、すごく珍しいから
なかなか飲めずに2本とも大事に取っておいたんですよ私。
コレと、ヱビスと、キリンと、3種類冷えてたのに
何故、よりによってこのチョイス・・・!?
「いやーさ〜。
キリンはオトーサン好きやけど、
500mlはちょっと多いな〜いう感じで。
ヱビスは、たけちゃん好きやから、飲んだら悲しむやろうし。
ほんで、コレにしたんやけど?」
お義父さん、
↑ この希少価値、分かってます!?
ヱビスやったら、また買ぉたらええやないですかッッッ。
「えぇ〜?そうかな〜。
アカンかったかな〜あっはっは☆」
お義父さん、
そない言われて
『すごく楽しみにしてたので、しょんぼりしてます』
とは、言えませんがな・・・。
毎回言うけど、ホントに悪気全くないんですぜー、お義父さんって。
むしろ善意の塊のような人。ただ、ド天然なだけなんですぜ。
もう1本も同じ目に会いそうな気がひしひしとしたので、
今日速攻で飲みました。
味うんぬんより、口に入ったので満足です。