おいしくなくなる粉ミルク

もうすぐ２歳になる二世ですが、
いまだに『添い乳』ならぬ『添いミルク』が欠かせません。

遊びまくって疲れた日とかなら、
グズりつつもミルク無しで寝てくれるんですけどねー…。
やっぱハミガキの後にミルクだと歯にもよく無いわけで、
親としてはできれば止めさせたいところ。
しかし、以前ミルクを卒業させようとしたときには、
１時間以上も泣きまくり、他にない執着ぶりを見せた二世。
あれ以降、こちらからは用意しないものの、
要求があれば与えているのです。

ところが最近。
二世が、ミルクを飲んでグズる。

作ったミルクを一口飲んで、イヤイヤと泣きだすのです。
何と言うか、作り直しを要求しているような素振り？
中身を指さして『イヤイヤ』と拒否し、
ミルクの缶を指さして『あぇ、あぇ、あい！』と要求する。

最初は温度が高すぎたのかとも思ったのですが…
試しに若干ぬる目に作ってみたりなどしても、やはりイヤイヤと泣く。
…？？
作り直せと言っているように見えるけど…
当然作り直したところで、出てくるのは同じミルク。

「イヤ！イヤ！あぇ、あぇ、あい！」

「いや、イヤって言われても…同じミルクだよ！？
　コレがアレだよ！？」

「イーヤー！イヤッ！あぇ、あぇ！！」

「だーかーらー、一緒だってば〜！？」

「ギャーー！！」

どないせえと。

作り方は、いままでと一緒。
消費量が落ちたので、鮮度的な問題で味が多少落ちたかもわかりませんが、
きのう今日で変わるものでもないでしょう、おそらく。
ミルクの商品名も同じです。ずっと飲んでる、フォローアップミルク。
９ヶ月になった途端にフォローアップミルクに切り替えたので、
かれこれ１年２ヶ月ほど同じものを飲んでることになります。

…と考えると…
そんなにおいしいモンでも無いんじゃね？フォローアップミルク。

生後９ヶ月といえば、去年の夏前。
離乳食はまだ１日１〜２回だったし、オヤツも赤ちゃん用でした。
今はもう子供用かっぱえびせんや、普通のフルーチェなんかが好物です。
当時大好きだったハイハインには、今はもう見向きもしない。
加えて最近は、ヤクルトの牛乳割りなんか好きで、
牛乳の味を覚えはじめていると言えなくもない。

そういうことか…？

「あのね、二世。
　よく聞いてね？

　ミルクは、二世が欲しがってるのと、同じミルクです。
　変わったのは…キミの舌。

　いろんなおいしいを食べちゃったから、
　もうあのミルクが、おいしく感じなくなっちゃったんだよ。
　だから、作り直しても、おいしいミルクじゃないの。
　わかってくれる？」

…

わかってくれたらしい（！）。
すっと泣きやんで、黙って手元のミルク飲んで寝ました、二世。
おぉーすげー。よもや伝わるとは。言っといて何だけど驚いた（笑）。

「今までおいしかったねー、ミルク…。
　もうそろそろきっと、さよならの時間なんだよ、二世…」

これを機に、晴れて『添いミルク』卒業…

…となればいい話だったのですが、今では
フォローアップミルクに牛乳少し足したヤツを作らされてます。

成長は嬉しいけど何か期待とは違う結末になった気がする。