そこ間違えたら伝わらないってば
朝ごはんの1時間半後に、二世が米を食わせろと言う。
「こーメぇ、こーメぇ!」
冷蔵庫を指さし、必死のアピール。
二世、お米、大好きだもんなぁ…。
なんせ『こーメぇ』は、二世のしゃべれる数少ないことばのひとつ。
どんだけお米好きですかっつー話ですよ(笑)。
朝ごはんが蒸しパンだったので、お米が恋しいのでしょう。
それにしたって、結構食べたと思うのだが…お米は別腹なのかい?
仕方がないので、冷凍庫からお米を出して、レンジで解凍。
お椀に入れて、ふりかけをかけます。
二世にはイスに座ってもらって、エプロンをかけて、お食事の体勢。
はい、どーぞ。
「イヤ!」
…
…はい?
「イヤ!イヤ!イヤっ!」
「えっ…だって…『こーメぇ』だよ!?」
「イヤ!」
【おしまい】のベビーサインをし。
ゴチソウサマのポーズを決め。
エプロンを自力で外します。
こっ…コレは、本当にいらないらしいぞ…!?
なんで!?なんでー!?
『こーメぇ』って言ったじゃん!?大好物のお米じゃん!?お米様じゃん!?
どーいぅーこーとぉーー!??
「こーメぇ!こーメぇ!あいっ!あいっ!!」
イスのうえに立ちあがって、なおも冷蔵庫を指し続ける、涙目の二世。
だから米でしょ!?何がイヤだったいうのーー!?
頭の中は『?』でいっぱい。もう不貞寝したい気分。
そこをグッとこらえて、リサーチした結果…
『こーメぇ』と『じゅーちゅ』を言い間違えていたらしい事が判明。
そっか、二世の言える単語、5つぐらいしかないのに、
それでも間違えるんだね…。
数ヶ月前から言える『こーメぇ』と、
ここ1週間で言えるようになった『じゅーちゅ』、間違うんだね…。
もう、コップ見せた時の、あの嬉しそうな笑顔ったら。
解凍したお米はすぐ食べないと乾燥して美味しくないので、
ヤクルト牛乳にご満悦の二世の横で、私が食べたよくそう。