わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

親知らず抜歯当日

ついにこの日が来てしまった…(鬱)。



抜歯が決まってから、1度の延期を挟んで、今で2ヶ月。
時間があれば覚悟も決まるかと思ったんですが、そーでもないモンですね(汗)。
診察室入ってからも、ドタキャンできるものならしたいと思ったさ!
(やらないけど)



入ったのは、以前と同じ診察室。
『水曜日が手術の日です』と言われて取った予約なので、
手術室みたいな別室でやるのかと思ったけど、違ったらしい。
違うのは、先生の衣装が、ちょっと気合い入ってることぐらい。
…しかしまぁ、それ見るだけでイヤなモンですよ…(涙)。



さて。
聞きたいことがあるなら、処置が始まる前でなければなりません。
何せ口なので。途中で聞きたくなってもしゃべれませんからねー(笑)。



術後に起こる不具合の可能性について、念のためもう一度教えてもらいました。
手術に同意する時に聞いたんだけどね。もう2ヶ月も前だもんで(苦笑)。
何もないことの方が多いんですが、何か起きてから、痛む口で
質問するのはイヤだったんだものっ。
結局心配したようなことは特に起こらず、誰しもに起こると言う
『開口障害(口が開けづらくなる)』だけで済みましたので、詳しくは割愛。
こうなったら鼻かんじゃダメとか、鼻血が出たらこうしろとか、
いくつかあるらしいよ。



それから、所要時間。



「えーと。
 早い人なら、30分で終わります。
 ちょっと難しいと、それが1時間とか。1時間半とか。
 2時間…は、そうそうないかな?
 でも、よっぽど難しい歯だと、2時間かかることもあるかもしれません。


 まぁ、30分は、かかると思っといてください」



別に次に予定が入ってる訳じゃないんだよ。
痛い時間が何分あるのか、それが問題なんです(涙)。
30分の人でありますようにと神様に柏手。



他に聞いておきたかったのが…手術の手順。
これから色々痛い目に合う上で、次に起こることが分かっていれば
不意打ちよりは耐えられる性質なのですよ、私。
出産後におシモ縫う時はこれが無かったから辛かった…(涙)。


『あっ、あと何針で終わりますかッ!!!?』


って聞いてんのに、カウントダウンして耐えようと思ったのに、


『う〜ん…あと何針だろうねぇ〜…?』


ってはぐらかされておしまいだったんだもの!
そーいうのいらんねん!!(涙)



で。
その教訓を生かすべく(?)質問して、返ってきた答えがコチラ。




「手順ですか。
 えとですねぇ…





 麻酔をして、





 抜きます」





うわぁシンプル(笑)。




「抜いてみて、難しかったら、歯ぐきを切開したり。
 それでもダメだったら、アゴの骨を削ったり。
 それでもまだダメだったら、歯を砕いたり。
 状況に応じて、手順は変わってくるから、今はまだ何とも言えませんねぇ。


 まずは、抜いてみて、ですねぇ」



なるほど、まずは抜いてみて…で、そのまますんなり抜ければ終わる訳だ。
抜けますように…抜けますように…抜けますように…!



さて、覚悟も決まったので手術開始。



…ウソです。
覚悟決まってません。あー逃げたい(涙)。
自分の心臓がこんなにバクバクいうの、ここ10年で一番かもしんないと思ったよ。
深呼吸しても落ちつかないし、自分のビビリ加減にちょっとヘコみ気味。



「まずは、歯ぐきを消毒しますね」



ここから先は、私の要望に応じて先生の説明付きです(笑)。



「消毒終わったので、軽く口をゆすいでください」



イスが起こされて、うがいして、また倒されます。



「んじゃ、麻酔打っていきますねー。
 チクッとしますよ」



下の歯から順番に麻酔を打っていきます。
確かにチクッとはするけど、あんまし痛くない。



「下の歯終わったんで、上の歯も打ってきますねー」



あ、上も一緒に麻酔打っちゃうんだ。切れないかな…。
上の歯への麻酔は、だいぶ痛かったです。うぇぇ…(涙)。



麻酔が終わったら、1〜2分待ちまして。



「じゃ、抜いていきますね」



ううっ…(涙)。



「まずは下の歯から」



明らかに、下の親知らず近辺を、金具でつかむような感じがあります。
でも、全然痛くない。
麻酔、大変よく効いております。ありがたやありがたや〜。



「んー、





 抜けました」




早ッ!!




「じゃぁ、上の歯行きますね。
 天井見るみたいにして、アゴを上げてください。
 ほっぺ引っ張りますけど、頭は釣られないで、正面向いといてくださいね」



下の歯よりちょっと苦労した感じで、上の歯が掴まれます。



「ん〜…



 …ふぅ」



看護婦さんになにか指示を出して、何かを受け取って。



「ん〜…



 んっ、んっ…







 抜けました」





早ッ!!!





「終わりました。
 このガーゼ、強く噛んどいてくださいね。
 30分たったら捨ててもらって結構です」




これ…マジで終わったよな…?




早ッ!!






時計を見たら、診察室に呼ばれてから、15分でした(笑)。
最低でも30分じゃなかったのかよッ…いや、短い分には文句ありませんスイマセン。



なんということだ。
なんというあっけなさ…!
素 晴 ら し い・・・!!



「ありがとうございます。
 いい先生で助かりました」



「いえ、こちらこそ抜きやすい歯で助かりました」



頭を下げ合って、診察室を後にしたのでした。





1〜2時間で切れると言われていた麻酔は、結局6時間ぐらい効いてました。
ビビリなのを見越して、麻酔増量サービスしてくれたんやろか…?
効いてた範囲は、前は唇が4分の3ほど、上が頬骨の下まで、
後ろは耳まで、下はアゴの骨のちょい下まででした。結構範囲広い?



夕方にそうめん食べたら、
舌の3分の1にだけ冷たくて、麻酔の効いてる3分の2にはぬるく感じました。
アレはおもしろかったー(笑)。



でもって麻酔が切れる前に、痛み止め服用。ビビリですんで。
結局夜中に目が覚めた時には痛くなかったので、それ以来飲んでません。
化のう止めは4日分。コレは全部飲みきらなきゃダメだそうです。







あぁ……終わったーーーーーーー!!!!