思い出の味迷走

リンゴのケーキが食べたくなったのです。

リンゴのケーキ。
その昔、母上がしょっちゅうオヤツに焼いてくれた、焼きっぱなしのリンゴのケーキ。
天板に流して焼くタイプのケーキで、シナモンがきいてて、
イチョウ切りのリンゴのやわらかさとクルミの歯ごたえの
コントラストががクセになります。
はじっこのよく焼けた部分も、ケーキとはまた違ってカリカリしてオツな味わい。
たけちよの、思い出の味のひとつでアリマス。

…なんせ、市販のオヤツと違って、お腹一杯食べられたモンなぁ〜アレ（笑）。
きょうだい３人で食べても、まだちょっと余るぐらいの量焼き上がるんですよ〜。
市販のオヤツの時って

【５個入りの菓子パンを、弟たちが２つずつ、私が１つ】

とかだったから…お腹一杯たべられるオヤツって嬉しくて…ブツブツ…
（以下恨み節が続きそうなので省略）。

で、そのリンゴのケーキの、レシピ。
手元にはなかったので、母上に電話して、ＦＡＸで送ってもらうようお願いしました。

「え〜…最近作ってなかったから、すぐには出てこないよ〜…？」

「わかってる。スグにじゃなくてもいいからさー。
　発掘したら送って〜」

したら、意外と早く、翌日には送ってくれたのですけど。

「どっちのレシピの事言ってるか分からなかったから、
　２つとも送るねー」

【クルミ入りの、パウンド型で焼くレシピ】と、
【ラムレーズン入りの、天板で焼くレシピ】が来た。

…母上、【クルミ入りの、天板で焼くレシピ】のケーキが食べたいです…。

おそらく、どっちかのレシピを元に焼いてたんだとは思うのですが。
パウンドの生地を柔らか目にして天板で焼いてたのか…
ラムレーズンをクルミに換えて焼いてたのか…ううむ、分からん。

どっちもシナモン入りで。どっちもはちみつで甘みつけてて。
ビミョーな配合と、混ぜる順序が違うだけっぽいので、
大した違いは無さそうなんだけど…。
いかんせん一度作るとたくさんできるので、違うとショックでかい。
材料買いなおすのもしょんぼりだし。

さぁ、リンゴのケーキの明日はどっちだ！？