わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

親だけ必要なわけじゃない

育児書を読んでいると、段々腹が立ってきます。



やれと言われることが多すぎて…ではなくて。
詮無いこととは分かっていても、



「…でも、うちの親はそうはしてくれなかった」



って、思っちゃう。
思っちゃうんだよー。



親には、産み育てててくれたことを感謝しておりますし、
それなりに良好な関係を築けているとも、思ってますよ?
しかし、一度腹立ちモードに入ってしまうと、嫌だったことや
あの時主張できなかったことが、グツグツふつふつと湧いて止まらない。



母は、自覚なくとも、同性にきびしく。
父は、大人になりきれずに、子供と張り合う。
そして2人とも末っ子なので、兄・姉であるがゆえの苦労にうとい。



「でも」「だってしょうがない」「我慢しなさい」
「お姉ちゃんなんだから」「弟は我慢できないんだから」
「そんなこと言われたって」「屁理屈ばっかり」
「親だって我慢してるんだから」「親の気持ちも知らないで」



一度も…だなんていうウソはつきませんが。



『相手の気持ちをワンクッション受け止めて、
 しっかり受け止めて、理解と共感を示して、
 それから、こちらの主張をする』



っていう対応をしてくれた覚えが、あーーんまし無いんですよね〜。
まぁ、きょうだい3人も居ると、親も忙しくて端折っちゃうんでしょうが。



しかし、育児書は、繰り返しその大切さを説いてくるのですよ。
そして、それに納得できる自分も居る。
納得できるのは、そうしてもらった時の安心感と、
そうしてもらえなかった時の不満が、どちらも解るからで…



…で、イライラしちゃうんですよねー。



しかし、と、寝入りばなにふと思ったのです。
親の対応は決して理想通りではなかったけれど、私はそこそこ健全に育ってる。
親が受け止めてくれなかったからといって、自己否定感ばかりの大人ではない。
そんな立派な人間になったとは思いませんけど、辛うじて及第点ぐらいは
もらえそうな人間にゃぁ、なってると思ってるんですよね〜?我ながら。




…何で?



答えは、ものの数秒で出てきました。



…他に、自分の気持ちを受け止めてくれる人がいたから。



それは、誰?









25年前から、子どもの頃からずっと一緒にいる、K子ちゃん。
あなたのおかげで、私は大人になれたんだと、やっと気づきました。



ありがとね。