わたぼこ堂雑記帳

「お前のはのーみそはわたぼこりか!」 う~ん、さもありなん…そんなたけちよの日記。あなたのお役に立ちません。

皆さんはあの裁縫道具、使ってますか?

たけちよは、小学生の時に学校指定で買ったお裁縫道具箱を、
ずっと使っております。



一通り揃ってますからね〜、アレ。
モノも学校指定だけあって、決して安物では無いし。
箱がキャラモノなので雰囲気には欠けますが、まぁ誰に見せるでもなし。
一人暮らしに、新居に、ずっと持って来て愛用しております。



しかし…
流石に20年近くも使ってると、アチコチ不備が出てくるんですよねー。



メジャーは早々に巻き取り部分が壊れたので、随分と中身だけのまんまなのですが。
糸切りバサミの切れ味が、そろそろ限界なんですよねー…。
裁ちばさみも若干切れ味が落ちてきてて、長い直線のカットが苦痛です。
買い足した縫い針は、百均のヤツだからか、縫い心地がイマイチ。
まち針も従来の10本では、今後大物作るときに不便だろうな〜。
チャコペンだって、ずいぶんチビてきました。



買うのかなぁ…?
でも、正直そこまで、裁縫ばっかりシュミな訳じゃないよなぁ〜?(笑)
使えないわけじゃないし、勿体無いし…。




と、いうわけで。



母上に仲介頼んで、
死蔵品の末弟殿’sお裁縫道具箱を、頂いちゃいましたー♪




全ッ然使ってないってさ。授業以外で触ったことないってさ。
そこは触ろうよ、使おうよ、自立しようよ…と思う訳なんですが、
そういう事ならと、遠慮なく、実家からウチへと運んでもらったのです。



使われていないだけあって随分とキレイな、末弟殿のお裁縫道具箱。



開けてびっくり。





す い ま せ ん
オ ト コ ノ コ の お 道 具 箱
ナ メ て ま し た 。






完 品 を 期 待 し た 私 が 愚 か で し た 。






まず目に飛び込んでくるのは、からまった縫い糸とフエルトの切りくず。
何故…こんなものが、こんなにたくさん…(汗)。
うわっ、『ぬいかたのれんしゅう』とかいう不織布まで入ってる!
『セットないよう』って書かれた紙まで、まだ残ってる!!
早く捨てんかい阿呆ッ(笑)。



何とか、お目当てのハサミ2点だけは納まっておりました。
チャコペン?そんなモンあるハズがない。
無くたって困ることないじゃん、だって使わないもん…とでも言わんばかり。
そうですよね、分かります(何)。
メジャーは…うん、何とか使えるな、まだ。
巻き取らず箱に入れたせいでクチャってるけど、中身だけになってる私のよかマシ。



まち針は、10本のセットなのに、1本だけ針山に刺さってたよ。
針ケースが別にあるハズなんだけどね。戻す必要性を感じないんだろうね。
縫い針も当然、ケースには1本もありません。
ってか、ケースに無理矢理挟まれて曲がってる。
『くの字』どころか『乙の字』に曲がってる!
何だコレ!?乙の字になった針なんて初めて見た!!(笑)



布やら型紙やらを収める下段には…やっぱりどー考えても要らないものばかり。
トホホな顔で一応チェックしてたら、すき間から無防備なまち針さんがコンニチハしたよ。
わぁい2本目だー、やったぁ嬉しいなーー(涙)。



再びフタを閉めた時には…ドッと疲れが吹き出したのでした。



そうだった…。
弟は、オトコノコだったんだった…。
お互いもういい年齢になって、すっかり忘れてた…。



…ひでェわ、ありゃー…(汗)。




自分のお裁縫道具箱へとお引越しさせた糸切りバサミと裁ちばさみは、
みごとな新品の切れ味で。
快適になった針仕事に心地よさを感じながら、一方で、
数年後の二世のお道具箱に思いを馳せ、ため息をつくのでした…。




ゼッタイ、アンナノダロウナ…。