張り紙の怪
秋の終わりごろ地元の無印良品に行ったら、こんな張り紙が。
誠に勝手ではございますが
○月×日をもちまして、当店は閉店させていただきます。
長らくのご利用、誠にありがとうございました。
うわー、閉店しちゃうのか〜。これはザンネン。
お客さんそこそこ居そうに見えたんだけど、実は儲かってなかったのかー?
一番近い無印だったんだけどなー…
まぁしゃーない、今度からは遠いほうの無印行くか〜。
…って、ん?
移転先はお近くのスタッフへお尋ねください。
移転?移転なの?
やけに小さい字で書いてあるモンだから、ウッカリ見落とすトコだったよ。
って…
だったら『閉店』って書かずに、最初っから『移転』って書きゃ良くね?
『閉店』って書くにしても、移転先なり最寄の店なり一緒に載せるぐらいの
配慮があったっていいだろうに〜。
何でわざわざ『スタッフまで』?
ンな面倒な…。
と、妙な疑問を感じたのですが、スタッフには聞かずに店内を回遊、
閉店セールの商品だけ拾って(笑)、そのまま店を出ました。
ま、別の無印近所にあるから、聞かなくても困らないしね〜。
移転先がそこより近い可能性、半々ぐらいと見積もりましたし
まぁよかろう、と。
でもって、年明けて先日。
新しくできたショッピングモールに散歩がてら行ってみましたら、
そこのテナントで無印良品を発見。
わーい無印だ〜♪ってな感じで店内をぐるり一周。
店の外に出たとき、気づきました。
あ、移転先ってココだ?
ちなみに閉店した無印からは、徒歩5分の距離。
あちらの閉店からこちらのオープンまで、1ヶ月と開いていません。
状況的に十中八九、ココが移転先。
ここまで考えてやっと。
あの奇妙な閉店の張り紙の、合点がいったのです。
…旧店のテナント主が、嫌がったんだ。
新しくショッピングモールAができる
↓
無印:「うちもAに店出そうー」
↓
無印:「でも既存店と近いよ?」
↓
無印:「しゃーない、既存店閉めっか〜」
↓
無印:「Aに店出すんでこの店閉めます、スンマセン」
↓
テナント主:「ちょっ、Aってもうすぐ近くにできるライバルのっ?」
↓
無印:「移転の張り紙出しますねー^^」
↓
【ココ閉めてAに店出すから、みんな来てね♪】
↓
テナント主:「ちょっやめてっっっ営業妨害っっ」
↓
テナント主:「Aから客、多分流れて来ねぇしっ」
↓
テナント主:「せめてAの名前出すのだけはカンベンっっっ」
…と、ざっとこーいう経緯だったのではないかと。
もちろん移転までのいきさつや無印・テナント主双方のスタンスなどの
詳しい経緯は、たけちよにはサッパリ分からんのですが。
どちらもテナントがたくさん入るタイプの複合施設なんで、
旧店テナント主側としては、Aのオープンは無視できないのでしょう。
多数の目に触れる掲示と言う方法で、新規オープンするライバルの
宣伝になるような情報を、堂々と広められたくなかったんじゃないかな〜?
スタッフによる口伝えならまだ、影響は小さいでしょうし。
…いろいろ、苦労があるのだなぁ…。
思わぬところで店同士のお客さん争奪戦を見たような気がしましたが、
たけちよとしてはどちらにも頑張っていただきたいと思いましたとさ。
新しくオープンしたAもこのまま盛り上がっていって欲しいし、
無印がなくなったあとにも、魅力的なお店が入って欲しいなーー♪