イッツ ノット ドリーム
むかし絵本で、『食べられる食器』というのを見たのですよ。
確か、クッキーだかチョコレートだかでできていて、
お菓子を食べ終わった後はその食器まで美味しく頂きましたー…みたいな。
そんなワンシーンに、とても心踊らせていた事を、不意に思い出したのです。
絵本に出てくる食べ物というのは、ことのほか魅力的に見えるもの。
どんぐりパン、フライパンで作ったカステラ…ぁうぅ(じゅるり)。
食い意地の張った私に限らずそれは皆同じようで、最近では
そういうコンセプトのレシピブックまで出ております。
じゃあさ…
この『食べられる食器』も、再現できないかな〜?
仮に、デザート皿として…
ケーキにフォークを入れる際の衝撃に堪える、強度が必要…
そしてその硬さが、食器自体の美味しさと両立されなければならない…
ものの数秒で出た結論が、
固焼き煎餅に乗るいちごショート。
妄想、強制終了。
…大人になるって、悲しいことなんだね…。