考えてたら切りすぎた
「泣けばすむと思って」とか、
「泣いてる場合じゃないだろう」とか、
言われたところで、泣き止めるのならばとっくにそうしている。
涙を見せるためにわざわざ泣けるほど、私は器用じゃない。
泣くことを責める人は嫌い。
泣き虫な自分はもっと嫌い。
涙腺まわりは不随意筋。
止められるものなら、私だって止めたいさ。
それは、誰にもどうにもならないこと。
だけど私は、泣き虫だから知っている。
いけないのは、泣くことじゃなくて、泣いて立ち止まること。
だから、私は。
泣くのを止めようとはせず。
いつか涙が枯れるのを待ちつつ。
涙の流れるまま、
拭う間も惜しんで、
タマネギひたすら薄切り。
今日の晩のオカズはコールスローなのです。