生て。
ゴロゴロと休日を満喫していたたけちよに、パートへ行く直前の母上が突然
指令を下しました。
「このゴボウで、晩ごはんのおかず何か一品作っといてー。
それじゃ、行ってきまーす。鍵閉めヨロシク〜」
…バタンッ。(ドアの閉まる音)
見れば台所に、ボウルに入ってささがきになったゴボウが置いてある。
…毎度思うんですが、言い逃げはアカンと思うねやんかあ。
私、今日予定ないって言った覚えさらさら無いんですけど。
んでも実際今日は予定ないので(今・日・は・ね・ッ・!)、
こないだ雑誌で見た、ごぼうのナムルにチャレンジすることにしてみましたよ。
まぁ、ゴボウの下処理は済んでるんだから簡単カンタン〜♪
おろしにんにく・醤油・塩をもみ込んでー、下味がついたら、
すりごま・七味、仕上にゴマ油で和えたら完成ー。
うわっ、ホンマに簡単やったっ。
お味見してみましたが、なかなかグッド。
調味料計らなかった割には良い出来です。 ←コラ。
−−しかし事件は、食べ始めてから起こった−−
「へ〜、これ、初めて食べるけどおいしいねぇー。
どやって作るん?」
「いや、言うても和えるだけー。意外とカンタンよ?」
「ふーん。これって茹でてあるん?」
「え?茹でてあるんじゃなかったの?アレ」
…
「…」
「…」
ご〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
いやぁ、引き継ぎって大事ね?
下味つける時点で塩もみになるから、かなり柔らかくなって
食べれるようになっちゃうんだよねー、生でも…
「…ま、いっか。食べれるし。」
ぃや、ダメじゃないかな。
多分、生ゴボウ消化し切れる程、胃腸進化してないと思うなー…人類…。
後からレンジでチンしたのでも、まぁ、食べられます。
食べられました…。